復縁を一歩前へ進める時に、タイミングの計り方が難しい所です。
良い雰囲気だから前に進めたいと思っても、それで関係がまた悪くなると困るという気持ちから、思うように前に進めない方もいると思います。
今回の事例のKさんも、同様の状態からタイミングを逸してしまったケースでした。
『復縁のタイミングを逃したらどうなる?』
35歳男性 Kさん
Kさんと彼女は遠距離とまではいかないものの、頻繁に会えるほどの近くもない、という距離に住んでいました。
お付き合いを始める前、始めた直後の盛り上がっている時期は、Kさんも彼女に会いたくて片道2時間かけて彼女に会いに行っていました。
しかし、徐々にお付き合いが安定してきて、Kさんも将来を見据えて仕事に専念をしていこうと考え始めた頃から、彼女に会いに行く時間を確保するのが難しくなっていきました。
彼女からすれば、それまでは会いに来てくれていたのに仕事を理由に会えない日が続くようになった、という印象です。
そのため、徐々にKさんの愛情に疑問を感じるようになり、久々に会っても喧嘩することが増えていきました。
そのうち、彼女から別れようという言葉が出始めました。
Kさんは反省し、これからはもっと会えるようにすると約束をしました。
しかし、その後Kさんは重要な仕事を任されるようになり、仕事は多忙の一途を辿りました。
ついに、彼女から別れを告げられました。
Kさんとしては、自分と彼女の将来のために頑張っていただけに、とてもショックで納得できず、何度も考え直してくれるよう伝えました。
何度も彼女の家へ足を運びました。
しかし、彼女の答えはNO。
最後は「迷惑だから帰って」と冷たく言われ、連絡もつかなくなりました。
こうしてKさんと彼女は別れました。
しばらくは落ち込んで、自分を理解してくれない彼女を責めていました。
とはいえ仕事も多忙ですので、気持ちを奮い立たせて取り組んでいました。
すると、徐々に冷静になってきて、ご自分の反省すべき点も沢山見えてきました。
仕事の状況を聞く彼女に対して「どうせ分からないから」と説明もせず、ただ「忙しい」としか答えていなかったこと。
時間のある彼女に対して「お前はヒマで良いなぁ」と言ってしまったこと。
よく考えると、彼女も教師という立場で決してヒマではなかったこと。
彼女の愛情に甘え、彼女を安心させてあげる事や、楽しませてあげる事を怠ってしまったこと。
それらが理解できた時、Kさんは本気で彼女と復縁をしたい!と強く願うようになりました。
しかし、最後の連絡には応じてくれなかったため、どうやって連絡をして良いものか、考えあぐねて私にご相談をくださいました。
Kさんとしては、どうせ連絡にも応じてくれないのではないか、という不安がずっとあったようでした。
とはいえ、別れて半年経過しており、何らかのアクションを起こして行かなければ、復縁には近付かないと伝え、まずはメッセージを送ってもらいました。
すると、アッサリ彼女から返信があったのです。
特に怒っている風でもなく、お互いに楽しく近況報告を交わしました。
彼女からはKさんに対して「仕事はどう?」「忙しいの?」といった質問もありました。
それをお聞きして、大丈夫だから食事にでも誘ってみては?というご提案をしました。
しかしKさんは、なかなか勇気が出ず、相変わらず辺り障りない連絡を続けるだけでした。
そのうち、徐々に彼女からの返信が少なくなっていきました。
焦ったKさんは彼女に食事でも、と誘ってみましたが返事は無し。
その後も返事があったり無かったりという状態でした。
返信内容も簡単な受け答えのみの状態だったので、私はしばらく何もせず様子を見てみましょうとお伝えしました。
ここでのポイントは、相手の気持ちです。
連絡を再開した当初、彼女は新鮮な気持ちと、今のKさんは?と興味を持って返事をしていました。
ところがKさんは、彼女の反応が怖くて思い切った行動が取れませんでした。
彼女としては、意味も無く近況報告をしたり、特に彼女に興味がある風でもないKさんに徐々に飽きていったと思います。
相変わらずの仕事中心のKさんを見て、変わらないな~と思ったのではないでしょうか。
このようにKさんへの興味が萎えてきている段階で、Kさんからのお誘い。
純粋に面倒に感じたのだと思います。
さて、時間をおいたKさん。
約3ヶ月ほど何もしませんでしたが、その後思い切って彼女にメッセージを送ってみました。
今度は仕事の話ではなく、友達と釣りに行った話や、そこから彼女への質問を交えて送ってみました。
すると、彼女から仲の良かった頃のようなテンションの返事が返ってきました。
同じ失敗をしないためにも、Kさんはなるべく楽しい話、最近は少し仕事にも余裕があるという話などをしました。
彼女も明るい返信で、一安心です。
そこで、勇気を出して今のお付き合いについて聞いてみました。
彼女からは、ちょうどKさんへの返信が途絶えがちになったころ、同僚に言い寄られていたとのことでした。
しかし、同じ職場の男性は面倒だからお断りしたとのこと。
これはチャンスと思い、Kさんは今度こそ!と、彼女を誘ってみました。
彼女は気楽にOKしてくれました。
その後、やり取りを重ねて、無事にKさんは復縁をなさいました。
ただ、Kさんのご報告では、もっと早く勇気を出せば良かったとのことでした。
あくまでも結果論かもしれませんが、もしKさんが勇気を出していれば確かに復縁までは早かったかもしれません。
また、もし彼女が同僚とのことで揺れている時に、しつこく連絡をとってしまっていたなら、致命的だったかもしれません。
一度押すべきタイミングを逸してしまいましたが、その後の対応が良かったため、復縁できたのだと思います。
もし、あなたが勇気が出ないなら。
時には思い切って行動する事も大切です。
逆に、タイミングを間違えて距離ができてしまったなら。
焦るよりも前に、身を引いて様子を見たほうが無難です。
少しくらい復縁が頓挫してしまっても、チャンスはまだまだあります。
勇気を出して押しどころ、引きどころでは行動してくださいね。
▼まずは彼女と連絡が取れるようになりたいです。
▼彼も連絡をくれないのですが、他に彼女ができたのでしょうか…。
と思われる方は当サイトを参考にして下さい。