ご相談を拝見していると、やはり相手に振り回されている感じのものが多いように思います。
それは、惚れた弱味とでも言いましょうか。
どうしても『相手からの連絡を待ってしまう』『相手の反応に敏感になってしまう』という方が多いです。
ただ、この状況で元恋人に接しても、何となく彼女(彼)はギクシャクした印象を持ってしまいます。
そうすると、「楽しくないから連絡したくない」ということになるでしょう。
まずはこの弱味を打破することも、復縁には大切なことではないかと思います。
今回は、そんな状況からの復縁について。
『振り回される存在から振り回す存在へ』
31歳男性 Kさん
Kさんは別れた後も彼女と時々コンタクトを取る仲でした。しかし、返事が来たり、来なかったり。
さらに、彼女はKさんを何となく見下した態度を取っていました。
Kさんが他の女性の話題を持ち出しても
「でも結局付き合ってはいないんでしょ?」
のように軽く流されたり。
「早く私のことを忘れたら?」
と言われたこともありました。
明らかにKさんの彼女は、Kさんが自分のことを好きだと知っていて、上から目線で対応をしていたのです。
ご相談を拝見して、私は絶対にこの関係を打破しなくては復縁は無いと思いました。
そこで、Kさんには彼女とのコンタクトをすぐにやめてもらいました。
最初はKさんも今の関係を続けていれば、その先に復縁があると思っていたので、コンタクトをやめるということを理解するまでに時間がかかりました。
しかし、何度もお伝えして、納得したKさんは勇気を出して彼女との連絡を絶ちました。
その間Kさんには、とにかく多くの方と接することをお願いしました。
男女問わず、多くの友人や知人と接し、話をし、その方の良い部分を吸収するように、また、話し方や話題等で相手を盛り上げることができるよう練習してもらいました。
徐々にKさんは色々な方と接する中で、ご自分に自信を持つようになりました。
なぜなら、相手を褒めたり、話を盛り上げることで、相手からも褒められたり、「面白い人だね~」など言われるようになったからです。
そろそろ連絡をしてみましょうか、という段階にきて、ある日、突然彼女からメールが届きました。
内容は「元気?」という軽いものでしたが。
これまで軽くあしらわれていたKさんは、ここでがっつくことなく1週間ほど彼女からのメールを放っておきました。
その後送った返事も「そっちは?」という軽いものにしました。
これまでであれば、喜びの余りあれこれ書いていたKさんですが、ここはクールに素っ気無い対応を見せました。
すると、彼女から頻繁にメールが来るようになったのです。
今後は立場が逆転して、Kさんが返事を書いたり書かなかったりという状況になりました。
彼女とこうしてメールのやり取りを再開したKさんですが、私は2つだけ約束をしました。
【1】あまり自分のことを書かず、彼女のメールの対応のみにする
【2】彼女からのメールをメインにし、Kさんからメールをするのは1ヶ月に2,3回程度にする
なぜ、こう約束をしたのか?
それは、あまりにも明け透けに彼女に自分のことを伝えてしまうと、Kさんについて彼女が思いを馳せないからです。
例えば、友達と鍋をしたという話にしても
「この前男友達で鍋をしたよ~。具材はやっぱカキだよね!んで、夜8時からスタートしたのに夜中の2時くらいまでグダグダ話してたよ(笑)そのままそいつんちに泊まって次の日は釣りをしに海に行った!」
など、細々と書いてしまうと、彼女は「ふぅん」で終わってしまうでしょう。
しかし、同じことを報告するにも
「この前鍋をしたよ。気付いたら夜中の2時だったから、そのまま泊まっちゃった(笑)次の日は海に行ったけど、冬の海も良いね。最近プライベートが充実してるから楽しいよ。」
と書いてみるといかがでしょうか。
「誰と?」「泊まった??」と、彼女は気になります。
こうして、相手をヤキモキさせることで、相手はどんどんあなたが気になって仕方なくなるのです。
よくよく考えてみると、Kさんは同じことを彼女にされていました。
「この前朝帰りだったよ~」という彼女からのメールに対して「誰と?」「何で?」と尋問攻め。
彼女からすれば「ウザい」「あなたに言う必要ないでしょう」となってしまいます。
こうして、彼女からのメールには腹八分の返答でヤキモキさせたKさん。徐々に彼女の反応が変わってきました。
昔の話や、Kさんを気遣ったり褒める言葉を発し始めたのです。
そろそろ機が熟したとかんじたので、思い切って彼女を誘ってもらいました。
するとアッサリOKの返事。
彼女とはとても楽しい一時を過ごし、そのままやり取りを重ね、ついには彼女から
「もう一度付き合ってください」
と告白をされました。
あなたはどうでしょうか?
相手に振り回される一方で、困っていませんか?
もしかしたら、それはあなたの言動が元で、そのような状況になっているのかもしれません。
立場が変わると、気持ちも変わるものです。
Kさんの例をぜひ参考にしてみて下さいね!!