ご相談を拝見していると、別れの原因として「何か合わない」「何か違うと思った」というものをちょくちょく目にします。
言われた側からすると、「何か」って何??と思ってしまいますよね。
実際のところ、「何か」というのは、言いづらいことか、もしくは細かいことが積み重なっていることが多いです。
ですが細かいことというのはご自分では無意識でやっていて、なかなか気づきにくいです。
ご相談を拝見していても、「なぜこのタイミングで?」とか「なぜこの言葉遣い?」と思うことがあるのですが、ご自身としては当たり前過ぎて気づいていないことが多いのです。
そこで、今日は「なにか違う」の「何か」について具体例をお伝えしていこうと思います。
まず、男性の方で多いものを3つ。
1つ目は、他人への態度が良くないということ。
よく聞くのは店員さんへの態度が悪いというケースです。これはかなり印象が悪くなります。
実際にご相談で多いのは、彼女の友人やご家族への態度が良くないということです。
ご自身としては初対面だし最低限、笑顔で挨拶をちゃんとした、と思ってしまいがちです。
ですが求められているのはもっとフレンドリーに対応することだったり、もっと礼儀正しく対応することだったりします。
2つ目は、食べ方、脱ぎ方、といったお行儀の面です。
平気でご飯を残すとか、食べ方が汚い、音がうるさい、靴を脱いだら揃えない、など。
女性は自分が細かく気にしているので、相手が気にしていないと「粗雑だ」と感じることも多いようです。
3つ目は、意外と皮肉が多かったりネガティブだったりすることです。
ニュースを見て犯罪者を批判する、スポーツでひいきのチームが負けて罵る、職場で自分の能力を理解できない上司がいる、などなど。
彼女なら自分の味方だと思い、思ったままを言ってしまうと、「この人面倒くさいな」と思われてしまいます。
誰しも自分ではぐちを言いたくても、人のぐちを聞くのは面倒なものです。
次に女性の方で多いケースを3つ。
1つ目は、テンションが合わないと思うケースです。
彼には明るいいい子だと思われたい、いつも笑顔の可愛い子だと思われたい、という頑張る気持ちが行き過ぎて、相手からすると不自然に思ったり合わないと感じることがあるようです。
暗い対応をするということではなく、時と場合をわきまえることが大切、ということです。
2つ目は、家事ができないということ。
さりげないところで見られています。ゴミを捨てるときに箱物をそのままゴミ箱に突っ込んでしまうとか。
お皿を洗うときにガチャガチャと雑に扱うなど。
洗濯物のたたみ方も気になる男性がいるようです。
細かすぎると思うかもしれませんが、そもそも生まれも育ちも違うのですから、違っていて当然です。
そして、雑で嫌がられるのであれば、丁寧に出来るに越したことはないと思うのです。
やることが細かすぎると嫌われるのであれば話は別なのですが、大抵は雑なのが嫌だと別れを切り出されているケースが多いです。
3つ目は、彼の親しい人や友人の評価が低いというケースです。
男女で少し違うところがここかなと思うのですが、男性の場合は自分の友人が褒められると嬉しい方が多いです。
なぜなら、そういう素敵な友人を持っている自分が素敵、友人に好かれている自分すごい、という価値基準だからです。
ですが、女性の場合は友人が褒められると嬉しくありません。
なぜなら、じゃああの子と付き合えばいいじゃない、となるからです。彼にとって自分は一番でいたいと思うものだからです。
この感覚の違いから、女性からすれば彼の友人などをそんなに褒め上げない事が多いです。
私はあなたが一番だと思う、ということを伝えたいがために、友人の評価をそんなに高くしないのです。
が、彼からするとそれが気に食わないのですね。
このように細かいことで、挙げればもっと色々あるのですが、こうしたことの積み重ねで
「何か合わない」
が形成されていることが多いです。
細かいことというのは気づかない程度のことですから、改善するのは簡単だと思います。
問題は、それが当たり前過ぎて気を抜くとつい、出てしまうという点です。
繰り返し気をつけることで徐々に治っていくと思います。
自分にとっては細かいことでも相手からすれば大切な価値基準であることも多いので、ぜひ思い当たるフシがあれば気をつけていきましょう。
頑張りましょうね。
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