第5週目ということで、ケースごとに特集をしていきたいと思います。
前回(1/29号)では、相手がシングルで子供がいるケースの復縁について特集しました。
⇒ 前回の記事はこちら
今回はその逆で、「自分がシングルで子供がいる場合は?」についてです。
ご相談を拝見していると、このケースでは女性からのご相談が圧倒的に多いです。
やはり養育権を女性が取得するケースのほうが多いからだと思います。
ですので基本的に女性視点での伝え方になりますが、男性の方も参考になると思います。
お読みいただいて疑問点などあればお気軽にご質問ください。
さて、ご自身にお子さんがいて相手が未婚の場合。
一番ネックになってくるのが、お子さんとの兼ね合いだと思います。
もうお子さんが大きくて手がかからないなら良いですが、たいていは小さかったり思春期のややこしい時期だったりします。
中には、お子さんがいるということは隠してお付き合いをしていたというケースもあります。
が、大抵はカミングアウトしていて相手も理解の上でお付き合いをしていたというケースが多いです。
このケースではやはり、お付き合いが真剣になればなるほど将来のことを考え、相手にとって負担が大きくなってしまうという原因が多いです。
結婚を視野に入れたときに、自分は連れ子の親になれるのか、と考えてしまうのですね。
そのことが引き金になり別れてしまったというご相談は多いです。
ただ、少し考えてみて頂きたいことがあります。
それは、「同じケースでも結婚するカップルも多い」ということ。
今や、離婚、再婚というのは本当に当たり前に増えていますよね。
ステップファミリーなど色々な呼び方もありますが、再婚で親子になったというご家族は多いです。
しかも、お付き合いを始めたときから子供がいるということを知っていたという場合は、相手もその上でお付き合いを始めています。
おそらくお付き合いを始めるときに悩んだと思うのです。
大丈夫かなと過るのは、ごくごく普通のことだと思います。
それでも付き合おうと決心した。
それだけあなたのことを大切に思っていたからでしょうし、あなたのことが好きだからこそあなたのお子さんも大切にしようと思ったからでしょう。
問題はその後だと思うのです。
実際にお付き合いをしていく中で、
・お子さん抜きにしてあなたへの愛情が冷めてしまう何かがあった
・お子さんとの兼ね合いが悪かった
・周囲から反対された
など何か原因があると思います。
まず、一番多いのは1つ目の「お子さん抜きにして愛情が冷めた」というケースです。
ご相談を拝見していると、この点を見逃して「やっぱり子供がいるからだ」と結論付けているケースが多いです。
ですが、実際のところはお子さんではなく、あなたと恋人の関係である場合がほとんどです。
そこを素直に振り返らなければ、本当の原因には気づかず、復縁の道のりも見えてこないと思います。
何よりも恋人と自分との関係で、何か原因がなかったかなということを第一に考えてみましょう。
そして2つ目の「お子さんとの兼ね合い」について。
これは相性の問題だと考える方も多いです。
ですが、大切なことはお互いへの「伝え方」だと思います。
例えば、お子さんが「あの人苦手」とあなたに伝えたとします。
親であるあなたは、お子さんのことを考えて恋人に「もうちょっと、こんな風に接してあげて」と伝えたとします。
私は、この瞬間でアウトだと思っています。
なぜならお子さんのいない相手からすれば、接し方が分からないと思いますし、親ほど親密ではないので手探りだと思うのです。
それを理解せず一方的に要求を突きつけると、相手は最初は頑張ろうと思うかもしれませんが、「嫌われている」というしこりがずっと残ってしまうことになります。
間に立つあなた自身の伝え方がカギになる、と考えたほうが良いでしょう。
お子さんが苦手だと思った原因を聞いてみたほうが良いです。
例えば、大好きなお母さんを取られるような気持ちになって、わがままを言っているだけかもしれません。
もしくは、何か苦手に感じる点があるのかもしれません。
また、相手に対してはお子さんの態度を慣れてなくてごめんなさいねと伝え、相手が十分に頑張ってくれていることを認めてあげたほうが良いでしょう。
その上で、お子さんの苦手に感じる点を少しずつ改善できる方向に持っていったほうが良いと思います。
相性の問題ということはあまりなく、実際はこうした気遣いや伝え方がうまくいかず、間に立つ自分が板挟みでしんどいという思いばかりが膨らんでしまっているケースが多いです。
そして3つ目の周囲の反対。
これが一番分かりづらいです。
なぜなら、彼(彼女)と第三者との会話なので、あなたの耳には入ってこないですし気づかないことが多いからです。
何となく徐々にすれ違っていき、変だなと思いつつ別れに至ってしまった、という場合。
相手からなぜか非難されることが増えていき、しんどかったという場合。
これらの場合は、周囲から反対されて相手が変わっていった可能性があります。
この場合はどうしようもないというケースもあります。
例えば、相手のご両親が聞く耳持たずで一方的に反対して、どうしようもなかったというケースも有りました。
ただ多くの場合は、相手の反対意見に「そういえばそうかも」と思ってしまったということが一番の問題点になることが多いです。
ということは、普段相手が感じていた不満に対して、第三者が「そうだろ?だから難しいんだよ」と便乗しているのですね。
そして「無理」という気持ちが膨らんでしまうのですね。
ですから、よくよく考えて振り返ってみると、相手が不満を持っていた何かがある場合が多いのです。
このように、一見、どうしようもないケースに見える場合でも、深掘りをしていくと原因が見えてきます。
原因が見えてくると、対策が見えてきます。
対策が打てると復縁に近づいていきます。
離婚、再婚が増えているとはいえ、だから簡単になったとか、シングルでも付き合いやすくなった、ということはないと思います。
実際にシングルでお子さんを抱えている場合、気を使うこともあると思いますし、相手を選んで恋愛を始めなければと身構えてしまうこともあると思います。
当事者は「そんな簡単じゃないよ」と思うことも多々あるでしょう。
だからこそ、ついそんなご自身の身の上を別れの原因に特定しがちです。
本当はシンプルに、あなたと恋人の問題である場合も多いです。
ぜひ一旦、シングルだとかお子さんだとかは横に置いて、あなたと恋人との関係という純粋な視点で振り返ってみてください。
きっと何か、思いたることがあると思います。
それが復縁のヒントになると思うのです。
頑張っていきましょう。
▼本当にこんな状態から復縁できますか?
▼自分の場合はどうなのかな?
と思われる方は当サイトを参考にして下さい。