あなたは、そのバロメーターをどんなところで判断していますか?
ご相談を拝見していると、
「優しくなった」
「メールに絵文字が増えた」
「自分のことを話してくれるようになった」
といった意見を目にします。
確かに、これらも相手の気持ちが好意的になっている
証拠だと思います。
ですが、世の中には、自分の好意を素直に表現できない方も
たくさんいらっしゃるようです。
あなたはいかがですか?
好きな人に素直になれずに、後悔した経験はないでしょうか。
素直になれないと、本当は嬉しいのにプイっとしたり
本当は楽しいのにぶすっとしたり。
マイナスの感情はストレートにぶつけられるのに、
なぜかプラスの感情がストレートに出せなくなってきます。
もし、復縁したい相手がこんな状態になってしまうと、
相手がどう思っているのか、よくわからなくなりますよね。
メールに返信がないから嫌われているのか?と思いきや
実は相手が意地を張って返信しないだけ、だとか。
そんな中に、「嫉妬する感情」というものがあります。
例えば、同じ職場で自分が他の異性と話をすると
彼(彼女)が不機嫌になる。
といったご相談をよく目にします。
「嫉妬するということは、自分ことが好きなのかな?」
と、つい思いがちなのですが・・・。
実は、そうとは限らない場合もあります。
特に同じ職場、同じ学校、同じグループなど。
時々顔を合わせるような関係の場合は、相手があなたに対して
ライバル心を燃やしてしまっているケースもあるのです。
恋心からの嫉妬ではなく、あなたに負けたくないと思って
しまっているのです。
ですから、あなたが他の異性と話をしていると、彼(彼女)は
「振った自分のほうが寂しい思いをするなんて、ありえない」
とムキになって、あなたに負けまいと他の異性と親しくして
しまうということが起こります。
ややっこしいですね(笑)
ですが、復縁までのプロセスを拝見していると、時々
そんな状態になっている方を目にします。
他の異性と話をしていると、これみよがしに相手も異性と
イチャイチャしている様子を見せつけてくるとか。
普通に仕事の質問をしただけなのに
「そっちのほうが経験あるでしょ?」と冷たく返されるとか。
明らかに周囲とは違う反応が返ってくる。
そんな時に、嫉妬心の動きを知らなければ
落ち込んでしまうか、もしくは、
「嫉妬している=自分のことが好きなんだ」
と思ってしまい、積極的にアプローチをしてしまうでしょう。
ですが嫉妬ではなく、ライバル心を持っている相手に対して
積極的にアプローチしてみても。
結果、相手を余計にイライラさせてしまいます。
なぜなら、あなたに負けたくないと無意識に思っているので
あなたの好意を「余裕の表れ」と捉えてしまいます。
そうすると、余計にイライラ。
素直に好意とは受け取らず、何だか下に見られている、と
感じてしまうのです。
ですが、アプローチした当のご本人様は
「なぜイライラさせるのかな?自分の対応が悪い?」と
不安になってしまいます。
そうではないのです。
まず最初にすべきなのは、好意のアプローチではなく、
気持ち的に何だか敵対してしまった相手の気持ちを、
変えていくことが大切です。
復縁では、前向きに、明るく、ということが鉄則ですが
こうなってしまうと普通にしている方が良いでしょう。
暗い雰囲気はNGですが、必要以上に張り切って明るく
振る舞ってしまうと、相手はあなたが元気なことに余計に
イライラしてしまうのです。
しかも、たちの悪い事に、相手は自分がイライラしている
感情の分析ができていません。
なぜ自分がイライラしているのか把握していないのです。
ですから、あなた=イライラとなってしまい、
「嫌いだからだ」と思い込んでしまいます。
本当は気になって仕方がないから意識をしてしまい、イライラ
している、ということに気づいていないのです。
ということは、まずすべきことは必要以上に張り切って
元気に振る舞うのは避けるということ。
相手のいる前で異性と楽しげに話をしないということ。
楽しそうにしている様子を見せるのは、異性ではなくとも
同性同士でも良いですよね。
そして何よりも。
相手はあなたに対して、まだまだ気持ちがあるという
自信を持つこと。
あなたもそうだと思うのですが、あまり好きとか嫌い
という感情の動かない、“ただの人”を相手に
イライラしないですよね。
彼や彼女に対して悲しくなったり、嬉しくなったりするのも
それだけ自分の気持ちの中で大きなウェイトを占めているから
だと思うのです。
ということは、相手の中で、まだまだあなたは大きな
ウェイトを占めているということです。
マイナスの方に今感情が振れていますが、今後これが
プラスのほうに振れてくる可能性だってたくさんあるということ。
相手の心の中は見えないので、なぜ冷たくされるのか、
なぜ意地悪をされるのか、わからないことも多いでしょう。
ですが、このような気持ちの動きもある、と知っておくと
少し見え方が変わってくると思います。
ぜひ、相手をよくよく観察して、感情を読んだ上で動いて
いけたらと思います。
頑張りましょうね!