あなたの中では、恋人とのことは現在進行形だと思います。
「まだ終わらせたくない!」
「もう一度振り向かせたい!!」
そんな気持ちで、日々復縁するために頑張っていらっしゃることでしょう。
しかし、相手の中では過去になっている…。その事に苦しく思うこともあるかもしれません。
今回の事例のTさんも同じ状態でした。
『終わってしまった恋愛感情は戻らない?』
25歳女性Tさん
私のところへご相談を下さったTさんの最初の相談文は、以下のような内容でした。(一部抜粋)
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彼は完全に割り切ってる感じで、もう過去の事、という感じです。昔の話を振っても「あー、そんなこともあったねー」と流されてしまいます。彼の中では終わってしまってるので、もう復活はできないのでしょうか?
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半年前に別れた彼と復縁をしたいということですが、彼が完全に割り切ってしまっている状態でした。
連絡すれば返事は来ますし、電話でも楽しく話す事ができます。しかし、本当に『友達』という対応で、Tさんは涙していたようでした。
早速、私は彼がこうなってしまう原因をいくつか挙げ、どれが該当するのかTさんに考えてもらいました。
[1] 新しい彼女ができた
[2] 意外と異性の友達が多い
[3] これまでも元カノと連絡を取っていた
すると、Tさんからは2かなー…という返事がありました。
3の元カノと連絡を取るかどうかについては、付き合っていた頃に聞いたことがなかったので良く分からない、とのことでした。
もしかしたら取っていたかもしれないが、気付いてはいなかった、とのこと。
ここから考察するに、彼は女性の友人が多く、元カノとも友達として割り切って楽しく接する事ができるのだろうと思いました。
そう考えると、おそらく3の『元カノと連絡を取っていた』も、Tさんが気付かないだけで当てはまっていた可能性も高いでしょう。
もしくは、彼女がいるうちは彼女に悪いから…と連絡を取らないという可能性も考えられます。
そう考えると、1の『新しい彼女ができた』という可能性は消えます。
ただ、Tさんが言うには、彼が決して遊び人とか軽いタイプではなく、お付き合いをする女性に対してはとても真剣で大切にしてくれる男性とのことでした。
となると、やはり2の『異性の友達が多い』ということが挙げられます。
人当たりが良い男性のようですので、「良い友達」として異性の友達が多い男性とのこと。
そこで、1と3の可能性は無いとみて、2のケースで復縁を考えていくことにしました。
ここで大切になってくるのは、彼の判断基準です。
・友達と恋人の境目は、彼にとってどこなのか?
・付き合っている時に、どのような状況に彼は喜んでくれたのか?
・女友達と1対1で出かけることはあったのか?
Tさんの彼は、女友達と1対1で出かけることは無いとのこと。お付き合いをしていた頃も、友人の彼女とTさんと彼と4人で出かけたり、会社の同僚と遊びに行く際も必ず複数だったとのことでした。
それは出先から電話をくれたりしていたので、確かだとのこと。
そして、付き合っていた時には家事をしたり、ちょっとした気遣いをすることで、彼はとても喜んでくれたとのことでした。
疲れている時にさり気なく栄養ドリンクを持って行ったり、手料理を振舞ったり。
となると、恋人と友達の境目になるのは、その辺りかもしれないと思いました。
Tさんに聞いてみると、案の定、お付き合いを始めたきっかけは、友人達で行った飲み会でTさんが皿を配ったり気遣いをしていたのを彼が見たことが挙げられました。
彼はそういった、さり気ない行為や女性らしい部分を感じると気持ちが揺れるようです。
そこで、別れの原因を見てみると、優しい彼に安心したTさんがわがままになったり、忙しさから外食が増えたことも原因でした。
このように、分析をしていくと相手のツボが見えてきます。
そこからどうすれば、もう一度相手の気持ちを再燃させれば良いのかということも見えてきますよね。
もうあなたにはお分かりだと思いますが、Tさんの復縁までの道は、彼に対して気遣いを見せる事、女性らしい外見や仕草を見せる事。
彼の中では友達として、既にキッチリ線引きができている…。と思っていても、その線引きを崩すことができるのです。
そのためには、より一層彼の惚れるツボになるTさんの魅力を彼にアピールすることが大切だと思います。
彼は「もう友達だから」と思っていても、気が付いたらTさんを好きになっていた、ということも十分ありえるのです。
Tさんは頑張って彼にコンタクトを取る際は労ったり、落ち込んでいる時には笑えるようなネタを提供しました。
彼は最初は『友達として』普通にTさんの好意を受け入れ、お礼を言うに過ぎませんでしたが、徐々に変わってきました。
Tさんの気遣いに対して「よく気が付いたねー!」とか「本当に感謝してるよ」と心のこもった言葉をくれるようになりました。
これは、徐々に彼がTさんの良さを再認識し始めた証拠です。
なぜなら、Tさんほど気遣いのできる女性が彼の周囲にいないでしょう。
ですからTさんと接すれば接するほど、他の女性と接する時に「気が利かないなぁ・・・」という印象を持ってしまいます。
すると、突出してTさんがステキな女性に見えてくるのです。
彼自身が、今まで当たり前に受けていたTさんの気遣いについて、再度「有難いこと」という認識になっていったのです。
こうして、Tさんと彼は復縁をしました。
相手が「もう終わった事だから」と言ったとしても、その気持ちは覆ることは十分にあるのです。
「もう終わった」という言葉は、あなたへの投げかけでもあり、言った本人が、その言葉を口にすることで自分への再確認をしていると思うのです。
そうやって、意思を持って線引きをしなければ、という義務から口にしている言葉だと思います。
もし今、あなたが「相手の気持ちは完結していて、自分はもういない」と落ち込んでいたとしたら。
そんな事は決してありません!!
そこでご自分が動かない理由を相手のせいにしないで下さい。
あなたが動く事で、相手の気持ちが動く事もあると思います。
ぜひ頑張りましょうね!!
▼自分で自分の分析をするのは難しいです
▼別れの原因がよく分かりません。自分の魅力もよく分かりません。
と思われる方は当サイトを参考にして下さい。