元恋人と連絡がつかない、というご相談をよくいただきます。
一方、その逆で、よく会うのだけど良い友達に落ち着いている、というご相談も多いです。
今回は、よく顔を合わせるけれど、復縁に至らないというケースについてお伝えしようと思います。
『同僚との復縁』33歳 女性 Tさん
ご相談者のTさんと彼は同じ職場でした。
お互いに付き合っていることを隠していました。
別れた後も、Tさんとは毎日顔を合わせます。
しかし、周囲に知られないためにも、お互いに平静を装っていました。
仕事中は普通に会話をし、冗談話もするのですが、
プライベートで送ったメールには素っ気無い返信しかありませんでした。
別れて2ヶ月くらいの頃、社内の飲み会の帰り道、Tさんは一度彼に復縁をもちかけていますが、断られたという経緯もありました。
理由は、仕事も同じでプライベートも一緒では、何となく気が休まらないというものでした。
確かに、別れた原因にもあるのですが、二人で過ごしていた時に仕事の話で意見が衝突し、よく言い合いになっていたそうです。
お互いにある程度キャリアもありますし、後輩の指導も任される立場です。
互いの言い分に譲れない部分も多々あったようでした。
彼にはその時の記憶が強く、どうしてもTさんとは復縁を考えることが出来ないようでした。
ということは、まず、この点を改善し、彼にそれを認めてもらうことがポイントになってきます。
その順番を飛ばして、彼に復縁を伝えたので、断られたということをお伝えし、順番を守って進めていけば、復縁を考えることも十分にありえると思います。
そのことを私はTさんにアドバイスしました。
幸い、毎日顔を合わせるということは、それだけ魅力的になっていくTさんを彼は見ることが出来るということです。
なので、外見を磨くと共に、周囲に対する態度も改めてもらいました。
彼にだけ良い顔をしても意味が無いからです。
同じ職場で最も有効なのは、第三者の意見です。
すなわち、同じ同僚が彼に「最近Tさん良い感じだよね」など良い噂が耳に入れば、彼は少なからずドキっとするものです。
彼も何となく同じ事を感じていればなおさらです。
ですから、彼以外の方にも明るく笑顔で、感じの良い対応を心がけてもらいました。
案の定、飲み会の席で他の同僚がTさんに
「最近キレイになったよね。良い人がいるの?」
という話をもちかけて来たそうです。
その飲み会の帰りに、思い切って彼にメールを送ってもらいました。
彼もお酒が入っていたのか、確かに最近キレイになったよねと
返事をくれたそうです。
しかし、問題は別れた原因の解消にありました。
彼はお付き合いをしても同じことの繰り返しだという警戒から、一定の距離を保ったまま近付こうとはしません。
そこで、彼に相談を持ちかけてもらいました。
仕事上での相談事です。
彼の返信に対して、「さすが!とても参考になった」という返事を具体的にしてもらいました。
こうやって、ネックになった仕事のことで信頼関係を築いていくと今後の二人に良い影響を与えると思ったからです。
実際に彼に教えてもらった解決法を使い、問題を解決し、それをまた彼に喜びの声と共に報告してもらう。
たった数回のことですが、このことからプライベートのメールも
やり取りできるようになりました。
とはいえ、最初は仕事の話題中心です。
しかし、別れる前とは違います。
意見が衝突しないように、なるべく彼の意見を尊重するよう心がけてもらいました。
すると、徐々に話題はプライベートな内容でも返信が来るようになりました。
そこで、今度は彼に
「仕事が同じだとお互いに分かり合えて都合が良い」という意識を刷り込んでもらいます。
Tさんの場合は職場結婚をした上司の話題を出してもらいました。
「この前部長の家にお呼ばれしたのだけど、奥さんがとても部長の仕事を理解していて、話が弾んでいた。さすが元社員だよね(笑)良い感じのおしどり夫婦で。」
という内容を話してもらいました。
直接的に「同僚だと話が合う」と言わずとも、彼の中にはそのような意識が芽生えていきます。
併せて、実際に仕事の話をしてもTさんは実によく彼を立てる。
この2つのことで、徐々に彼の「同僚だから」というわだかまりは消えていきました。
徐々に、二人で会う機会も増えていき、時期だと感じたTさんは彼に復縁を申し出ました。
彼も快くOKしてくれたそうです。
いつも顔を合わせる状況は、気まずいことも多いと思います。
今回のTさんは周囲がお二人のことを知らなかったので、周囲は色眼鏡で二人を見ることはありませんでした。
しかし逆に、周囲が知っている場合は気を遣うでしょうし、腫れ物に触るように接する場合もあるので、やりづらいことも多いかと思います。
その場合は、暗黙の・・・と気遣いを周りにさせてしまうよりは
自分から「気にしないで」と明るく言って周囲の気持ちをラクにしてあげた方が良いでしょう。
やりづらいことも多いのと同時に、得なことも沢山あります。
ぜひ、ドギマギせず、明るく笑顔で接することを心がけて下さい。
少しずつ相手もあなたとの距離感を掴んで、普通に話をしてくれるようになると思います。
▼会社でも無視をされます・・・
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