ゴールを決めて、そこを目指すということは
とても大切なことだと思います。
あなたも、復縁というゴールを決めて目指している道中でしょう。
復縁に限らず、仕事でも、人間関係でも、
「こんなふうになりたい」とゴールを決めておくと
今すべきことが明確になると思います。
例えば、旅行プランを立てる道中を考えてみてください。
同じ旅行でも、ゴールによって考え方はバラバラです。
例えば、「刺激をもらって活力にしたい」と思うのなら
リゾート地ののんびりした場所に行くよりは、活気ある場所に行くと思うのです。
ゆっくり休みたいと思えば、温泉などを考える方も多いでしょう。
それは、ゴールが「活力を得たい」「ゆっくりしたい」と異なるので、場所も、道中も、変わってきます。
さらには、どこに行くかによっても変わります。
海外へ行くのならビザが要るのか、飛行機はどこを使うのか、経由なのか、直行なのか。
どこに泊まるのか、現地の言葉は分かるのか。
色々考えることや、決めることがあるでしょう。
国内なら、旅館にするのか、どんな部屋にするのか、食事は
何にするのか、どんな手段で行くのか、などなど。
同じように決めることが色々あるでしょう。
これらはすべて、『こうなりたい』という目的があって初めて成り立つことです。
そして、その目的を遂げるために、調べたり、準備したり、色々決めたりすると思います。
ですが、復縁となるとあちらこちらに寄り道をしてしまいます。
『復縁』というゴールを考えた時に、本当ならしない方がいいと思うことも、なぜかやってしまいます。
私もいつもご相談を拝見していて、
「気持ちは分かるんだけど、それはマズイですよ・・・」
と思うこともあります。
なぜ、やらかしてしまうのでしょうか。
また、あなたにも「あー!失敗したー!」という経験はないでしょうか。
それを考えてみて、とても大切なことに気付きました。
なぜ、思うようにできないのかというと、おそらくあなたの目標(=ゴール)が復縁ではないからです。
おや?と思うかもしれませんが、そうなのです。
というのも、本当なら復縁なのですが、その関係よりも優先されてしまうことが出てきます。
「彼からメールが欲しい」
「彼女を抱きしめたい」
「彼に見放されたくない」
「彼女を誘ってご飯に行きたい」
などなど、あくまでもゴールに行くための手段にすぎないことが
その場の最終目標になってしまっています。
先ほどの旅行で言うなら、飛行機に乗る!ということが目標になってしまっているようなものです。
いやいや、ゴールは「活力を得る」では?と思います。
もし、飛行機に乗る!が目標になってしまうと、とりあえず
飛行機には乗ってみたものの、行先が目的地ではなかった・・・ということになってしまいます。
本当なら刺激を得るためにインドに行こうと思っていたのに、
「とりあえず飛行機に乗る!」を目標にしてしまったので
着いたところがハワイだった、なんてことになります。
きっと、あなたも旅行の話にすると「そりゃそうだ」と
分かってもらえると思うのです。
ですが、こと復縁になると「飛行機に乗る!」が目的になってしまって行動を起こしてしまう、
というケースも目にします。
そうなると、もう本末転倒です。
とりあえず飛行機に乗ったけれど、ハワイに着いたので
そこからどうやってインドに行こうか・・・と考えなくてはならなくなります。
復縁で言うなら、メールをもらう、ということを目的にしたので
「メールくらいください」と催促をしてしまった。
さすがの彼(彼女)もメールをくれたけれど、とても雰囲気が悪くなってしまった。
さて、どうしようか・・・。という感じです。
同じようなご経験はないでしょうか。
ではなぜ、私がこんな話をしているのかというと、今回の
タイトルに書かせて頂いた、○○○を集めて欲しいからです。
この○○○というのは、相手の『YES』です。
これは、復縁でも大切なポイントです。
もし、あなたが「復縁」というゴールよりも目先の、例えば
「彼(彼女)と食事に行く」ということが大切になってしまったら。
とにかく食事に行ける日を隙あらば聞こうとするでしょう。
というのも、こんなやりとりをよく目にするからです。
あなた「○日はどう?ムリなら○日でも良いんだけど」
彼(彼女)「ちょっとその日は・・・」
あなた「あ、じゃさ、○日でもいいよ?」
彼(彼女)「う~ん、その日もちょっと・・・」
あなた「そっか。じゃ、空いてる日ある?」
彼(彼女)「今月は難しいかなぁ・・・」
あなた「じゃ、来月とかは?」
彼(彼女)「まだよく分からないなぁ・・・」
あなた「・・・・・」
これは極端な例ではありますが、このようにどうにかして決めよう、と思ってしまいます。
ですが、これはとても残念な会話なのです。
というのも、相手はひたすらあなたに「NO」を言い続けなくてはなりません。
なぜなら、今の段階ではあまり二人で会うということに同意をしていないと思われるからです。
予定云々ではなく、まだ会う段階ではないと思われます。
そう考えたなら、無理強いをして相手の嫌がることをしなければ良いと思いますよね。
まだ行きたくないなら、もう少し先にすれば良いと思われるでしょう。
ですが、当人はそうではないのです。
目的が「食事に行く」になってしまっているので、
ひたすら空いている日を確認してしまい、NOの連続になります。
これの何が行けないのかというと、あなたも想像してみてください。
誰かにNOと言うのは、少し心が痛みませんか?
例えば、母親に「今度の連休は帰ってきたよ」と言われたものの
予定が入っていて断らねばならない瞬間など。
上司に残業を頼まれ、友達との約束を断らねばならない瞬間など。
いい気分ではありませんよね。
同じように、彼(彼女)も、あなたに対してNOを言わねばならない
瞬間というのは、少なからず心が痛むものなのです。
そうすると、徐々にあなたとの会話が面倒になってきます。
NOを言わなくてはならないので気分が良くないからです。
逆に、YESを言いやすい話を振ったらどうでしょうか。
先のお誘いを例にしてみます。
あなた「○日はどう?ムリなら○日でも良いんだけど」
彼(彼女)「ちょっとその日は・・・」
あなた「そっか、最近けっこう忙しいの?」
彼(彼女)「そうだねー、ちょっと予定が詰まってる」
あなた「じゃ、毎日忙しいね」
彼(彼女)「そうだねー。」
あなた「じゃ、またにしよう。」
彼(彼女)「そうだね」
あなた「あまり無理しないようにね」
彼(彼女)「ありがとう」
ちょっと雰囲気が良くなりますよね。
でもこれでは、前に進まないのでは?と思うかもしれません。
ですが、雰囲気を壊して後退してしまうよりは、時期を見る
という意味ではよほど大切なことだと思います。
そして、少なからず相手に
「気を使ってくれてるな」「優しいな」という印象を残せるという利点もあるでしょう。
相手も、あなたの「またにしよう」に対して「そうだね」と答えているので、
心のどこかに「今度は応じてあげよう」と思ってもらえる効果もあります。
親切をしたなら、親切で返ってくるからです。
『復縁』というゴールを決めておくと、今引くことの大切さにも気付くことができるでしょう。
ですが、『誘う』が目的になると上に書いたような状況になります。
同じように、都合のいい関係になってしまう方も、この傾向にあります。
この瞬間、彼(彼女)と満たされたい、という思いが強いのです。
それを、責めているのではありません。
誰しも目の前の楽しいことは手を伸ばしてしまうからです。
ただ、もしあなたの復縁が思うように進まないな・・・と
感じているのなら少し振り返ってみてください。
その原因が、もしかしたらあなたの行動にないでしょうか。
きちんと原因が見えると、対策も立てられるので未来が明るいと思います。
ですが、自分の行動を省みず、原因もわからないまま、
どうにかして復縁をしようとしても、何をどうすれば良いのか分からなくなってしまうと思うのです。
本当はきちんと原因があるのに、意外と気付かないということは多いと思います。
ぜひ参考に、今後は彼(彼女)のYESをたくさん集めていきましょう。
そして、一歩ずつ復縁に近づいていけたらなと思います。
頑張りましょうね!