今回は「子供がほしい彼と、年齢的に難しい私。復縁は無理？」というご相談について。
女性に多いご相談ですが、男性の方でも子供を作れないのだけど彼女が子供がほしいと思っている、というケースも有りました。
女性向けに書かせていただきますが、上記のような理由の男性の方も参考になれば幸いです。
このケースは、正直難しい部類のご相談になります。
というのも、物理的に変えることができない条件をもとに別れた場合、自分ではどうしようもないからです。
例えば、信仰している宗教が違う、国籍が違う、学歴が気に入らない、住居場所を変更できない、などなど。
その中でも難しいのが今回の、子供に関する問題です。
女性の場合は、出産できる年齢に限りがあります。
そのため、子供が欲しいという希望に応えられる年齢にも限りがあります。
どんなに高齢出産が増えているとは言え、リスクも高いですし、それにしても40代後半になってくると現実問題、出産は難しいというのが現状だと思います。
ですから、相手が子供が欲しいという場合は、自分では叶えてあげられない…というご相談も多いのですね。
この場合、パターンとしては2つあります。
1つ目は、結婚は諦めて相手と友人として長くお付き合いをしていく方向で切り替えるか。
もう1つは、子供が欲しいという気持ちよりも、あなたと一緒に人生を歩んでいきたいという気持ちが勝るように努力をするか。
ただ、復縁アドバイザーという役目を放棄して答えるとするなら、子供を望んでおらずパートナーと長く一緒に過ごしたいという相手を見つけたほうが良い、と思います。
ベクトルが違うので、無理にどうにかしようとするよりは、同じベクトルの相手を探したほうがお互い幸せになれるのではと思うからです。
とはいえ、「どうしても別れた恋人とやり直したい」と思われて、私にご相談をくださっています。
他の人を…というのは何の解決にもなりませんよね。
ですから、先にお伝えしたような2パターンのいずれかということになります。
どちらのパターンも過去に、事例があります。
最初の1つ目のパターンについては、お相手がどうしても自分の子供が欲しいという状況。ご相談者の女性は50代で妊娠、出産は難しいご年齢。
この場合、相手の幸せを望むのであれば、自分の子供が作れる相手と結婚したほうが良いということになります。
本当は自分が幸せにしたかったと何度もご相談いただきました。
ただ、この方の場合はお付き合いの最初から、お相手に「自分は子供が欲しいから君とは結婚は考えていない」と言われていました。
最初から相手の気持ちは固いにも関わらず、ご相談者の方はそれでも良いと思ってお付き合いを始めた状況でした。
ですから、今更結婚してというのは相手からしても、「最初から結婚しないと言ったでしょ」となります。
相手も彼女のことは嫌いではなく、人間的には尊敬していたし、相談事をしたり頼りにしていました。
そのため、友人として付き合っていく選択をされました。
とはいえ、やはり近い位置で相手が彼女を作り、結婚し…というのを見ていくうちに辛くなったとのことで、距離を置くようになったそうです。
その後のご報告でいただいたのですが、距離を置いた後に年上の男性からお付き合いをしたいと言われ、無理せず付き合える関係に幸せを感じるようになり、ご相談時の男性とは縁を切られたそうです。
2つ目のパターンについて、子供が欲しいという気持ちよりも、あなたと一緒にいたいという気持ちが勝って復縁したというケースです。
子供がほしいとおっしゃっていたのは、親孝行だからとか、周囲の目が気になるからという理由でした。
自分で子供が欲しかったわけではなかったようです。
というのも、お付き合いを始める際に「自分は結婚という形に拘っていなくて、好きな人と楽しく生涯を遂げたい」と仰っていたからです。
ですが、お付き合いをしていく中で徐々に、子供を作るのが自然な形だとか、親のために孫の顔を見せてやりたいと言うようになっていったそうです。
ご相談者の女性の方は、自分では叶えられないからと身を引きました。
その後も彼から連絡がありましたが、結婚もできないし彼のためではないと思い、自分の気持ちを殺して対応していました。
彼はその後、若い女性とお付き合いを始めたのですが、長く続かず、そのようなことが2年ほど続いたそうです。
その間も連絡が来ていたので、思い切ってご相談者の方は彼に
「なぜそんなに子供がほしいのか」
と聞いたそうです。
彼は、なぜなのかと考えたときに、自分のためではなく周囲のために思いこんでいたことに気づきました。
そして親御さんとお話をされたそうです。
孫の顔を見せてやりたいと思って色々な人と付き合ってみたが、本当に好きな人がいるからずっとうまくいかない。
でもその人は年上で子供は難しいから孫の顔を見せてやれない。
自分はどうしたら良いのか。
思いもよらず泣きながら親御さんに話をしたそうです。
そうしたら、お母様が泣きながら、自分たちの幸せは息子が幸せになることだから、そんなことで苦しまないで欲しいと言ったそうです。
彼は驚いて、自分が感じていたプレッシャーは勝手に思いこんでいたのだと気づいたとのことでした。
その後お二人は復縁されました。
今は結婚に向けて準備をされていて、とても幸せな日々だそうです。
物理的に難しい条件を抱えている場合は、復縁の難易度は高いです。
高いのですが、可能性はゼロではありません。
ただ、あなたの人生は無限に続くわけではありません。
ご自身の限られた時間の中で、どの方向に向かっていくのか、ご自分の中でよく考えてみることが大切だと思います。
若い頃は、時間の限りなんて考える方は少ないと思いますが、40歳を過ぎてくると折り返し地点に入ってきます。
この先の自分の人生を考えたときに、どんなことに時間や神経を費やし、どうなっていくことがご自分にとって幸せなのか。
それを考えることは、とても大切なことだと思います。
私は復縁アドバイザーなので、黙って復縁のための話を書けばいいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、その人の人生や先のことを考えたときに、伝えるべきことは伝えたほうが良いと思っています。
有意義な選択をなさることを願っています。
▼本当にこんな状態から復縁できますか？
▼自分の場合はどうなのかな？
と思われる方は当サイトを参考にして下さい。
