ご相談を拝見していると、お付き合いをしていた頃から彼(彼女)のことをどこか信用しきれず、疑ってしまっていたというケースを目にします。
「浮気をしているのでは?」
「何か隠し事をしているのでは?」
「自分のほうが愛情が強くて相手は愛情が足りない。」
などなど。
もしくは、普段のやり取りの中でも相手の言動の裏ばかりを考えてしまい、本当の意図はこういうことでは?とネガティブに考えてしまうなど。
確かに、本音と建前というのがあると思います。
好きな恋人に対して、少しでもいい面を見せたいという気持ちから、必ずしも本音を言わないという場合もあるでしょう。
ですが、相手が隠したいその「裏」や「本音」を暴くことに何のメリットもないと思います。
なぜなら、せっかく相手が隠したいと思っていることなのですから、それが表に出てしまったら相手は悲しい気持ちになりますよね。
仮に本音が違っていたとしても、相手がそう言うのであれば「そうだよね」と信じてあげられると良いと思います。
そのほうがお互いに気持ちよく過ごせると思うのです。
そうは言っても、「結局騙されたら嫌じゃないですか」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
このような方は、たいてい自分が傷つくのが嫌で「傷つく準備をしておく」タイプだと思います。
考えもしなかった辛い出来事に直面したくないので、ある程度「辛い出来事」を予測したくなってしまうのですね。
もしかしたら、こんな最悪なケースがあるかもしれないとか。
もしかしたら、こんな嫌なことになるかもしれないとか。
もしかしたら、相手は本当はこんな人なのかもしれないとか。
ですが果たして、想像した悪い結果に直面したときに
「そうそう、何となくそんな予想はしてた」
と冷静に片付けられるでしょうか。
結局、最悪なケースに直面したならば、激しく凹むでしょうし、悲しい気持ちになると思うのです。
しかも、もっと悪いことに「思った方向に物事は動いていく」という側面があります。
つまり、悪い想像をしていると、悪い方向に向かっていくということなのですね。
ということは、結局落ち込むわけですし、もしかしたらその想像が悪い結果を引き寄せてしまうかもしれないということです。
それなら、悪い想像などしないほうが良いと思いませんか?
むしろ、「こうなるといいな」という楽しい想像をしたほうが、叶ったときに嬉しいですし自分の自信にもなります。
また、ポジティブな結果を予想することで、自然とその方向に向かって振る舞っていけると思うのです。
熱いと思い込んでいる冷水で火傷をするくらいですので、人の思考は意外と色々な場面に影響を与えていると思います。
話がそれてしまいましたが、ということは、相手のことを信用せず疑っていると、結局、その嫌な未来を自分で作ってしまうということなのですね。
恋人に信頼されていないと感じると、お付き合いをしている相手も悲しい気持ちになります。
自分は一生懸命愛情を注いでいるのに、疑われてばかりでもう疲れたと思ってしまいます。
逆に、少し後ろめたいことがあったとしても、相手が全力で信じてくれていて笑顔で接してくれていたら、「この人を裏切ってはいけない」と思います。
もし、お付き合いをしていたときに相手のことを信用できないと思っていたなら。
信じていたら結果は違っていたかもしれません。
これは復縁の道中にも同じことが言えます。
相手にLINEを送ってみても既読無視された、というご相談をよくいただきます。
ですがもしかしたら、忙しくて読んだけれど後回しにしてしまい、そのままタイムラインの下の方に行ってしまったために忘れたというケースもあります。
これは本当によくあるケースです。
もしくは、返信をするほどでもないと感じた内容だったか。
嫌な気分であえて無視をした、というのは案外少ないと思うのです。
しばらくして何もなかったように連絡をしてみたら、相手も何もなかったように返事をしてきた、ということは本当によくあります。
こちらは悶々と、一体どういうつもり?と考えてしまいますが、実際のところ「何のつもりもなく気分とタイミング次第」ということも多いです…。
ただ、これは悪い側面ばかりではありません。
そのくらい、相手があまり気にしていないということです。
もし気にしていたら、あえて返信をしないというケースならずっと返信は来ないでしょう。
もしくは気を使って早めに返信をくれますが、気を使わないといけないことに徐々に嫌気がさしはじめます。
こういう状況ではなく、返信をしなくても気分を害するような人ではないという信頼があるということや、そんなに強く意識しない関係性に落ち着いてきているといういい面もあると思います。
そんな状況に「忘れられた」と嘆くのか、上に書いたように「またフラットな関係に落ち着くことができた」と考えるのか。
考え方次第だと思います。
ぜひ、相手のことを信頼してみましょう。
相手を信頼するためには、自分は嫌われていないはずという自分への自信も大切です。
どうしても信用できないという場合は、まずご自分に自信をつけることから始めても良いと思います。
こちらが信じるから相手も信じてくれる。
その相互作用を実践していくことが大切だと思います。
頑張っていきましょうね。
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相手の言動を考えると、どう考えても信用できません…。
自分は信頼していたのに相手に疑われていました。
などなど、解決できない問題があるのであれば、参考にしてみてください。
復縁までの細かい方法を解説しています。
きっとあなたの復縁にお役立ていただけるでしょう。