女性も男性も30歳を過ぎると、結婚を視野に入れたお付き合いをなさる傾向が強いと思います。
それは、年齢を考えるとごく自然なことでしょうし、いい加減なお付き合いを好む方も少なくなってきているという証拠なのでしょう。
今回は、そんな女性の復縁事例です。
『年下彼との復縁』
34歳 女性 Kさん
Kさんのお付き合いをなさっていた彼は、23歳でした。
年齢差はあるものの、Kさんのチャーミングな性格と彼の穏やかな性格はとても相性が良く、二人とも結婚を意識してお付き合いをしていました。
お付き合いを始めて半年が経った頃、Kさんは何となく彼の態度がおかしくなったことに気付き、問いただしました。
彼はしばらく「何でもないよ」と困った顔で言っていましたが、徐々にメールの返信が遅くなり、電話をかけてもすぐにとれないことが増えてきました。
やはりおかしいと思ったKさんは、再度彼に聞きました。
もともと年上であることを強く意識していたKさんですから、責めるような口調ではなく、ただ彼に質問をしているという感じで聞きました。
すると、彼がボロボロと泣いたのです。
泣きながら彼は「別れたい」と言いました。
Kさんはショックでしたが、それよりも彼が泣くほど思いつめていることが驚きで、とりあえず冷静になって欲しいと思い、また話し合いをするという約束でその日は別れました。
次の日に、会う約束の日程を決めようと、Kさんは彼に連絡をしたのですが、彼の応答はありません。
「まだ落ち着かないのかな」と思ったKさんはそれから3日ほど待ってみましたが、やはり彼の連絡はありませんでした。
これまで本当に仲が良かった二人ですから、3日も連絡が無いということは尋常ではない、とさすがのKさんも焦り始めました。
彼に何度も連絡をするようにというメールを送り、留守電にもメッセージを残しました。
最初は穏やかだったKさんも、徐々に怒りがこみ上げてきて
「私とは遊びだったのか」
「こんないい加減な対応をされるのは初めてだ」
など、怒り口調になりました。
2週間ほどして、やっと彼からメールが来ました。
「やっぱり、話し合っても俺の気持ちは変わらないし、お互いにつらくなるだけだから、このまま別れてください」という内容でした。
冷静さを失ったKさんは、彼の職場にも行きましたが、彼は「迷惑なので・・」というだけで、話し合いには応じてくれません。
困り果てたKさんは、私のところへご相談を下さいました。
最初は彼の気持ちが全く理解できない、自分たちは本当に仲が良かったという内容で、別れた原因も、自分の反省点も何もない状態でした。
確かに、Kさんのご相談を拝見していると、いつも彼を温かく包み込むようなお付き合いをなさっており、Kさんには非の打ち所が無いような錯覚に捉われました。
ひょっとして、彼はとても身勝手でいい加減なのではないかと思い、Kさんに尋ねてみたのですが、Kさんはそんなことは無いと返事が来ます。
では、完璧な二人が別れるのであれば、他に女性の影があったのではないかと尋ねてみました。
それでもKさんは、
「全く無いのかは分からないが、少なくとも最後に会社に会いに行ったときは、他に好きな人ができたの?という質問にそれは違うと真剣に答えていた。嘘ではないことは分かる。」
とのこと。
そこで、少々視点を変えて、もう少しお二人のお付き合いについて聞いてみました。
彼はいつも穏やかだったとのことですが、年齢もあります。
結婚に対して義務感を感じていなかったのか、年上のKさんに気を使って、男らしく振舞えないことに不満は無かったのか。
すると、Kさんは冷静に振り返ってくださり、
「確かに言われてみると、結婚の話をするときにはいつも将来の不安を話していました。自分で大丈夫なのか、自分には家庭を守れるほどの甲斐性があるのか。
ただ、私は彼に自信を持ってもらおうと、明るく大丈夫だよ、○○(彼の名前)ならやれるよ。私も協力するし。不安なんて無いよ。と伝えていました。
彼の意見を年下だからまだ分からないことも多いだろうと、軽んじていたかもしれません。」
というお答えを下さりました。
ここが、復縁のツボになるかなと思い、Kさんには彼にもう少し甘えてみるよう伝えました。
未練がましくなると、彼も困って距離を置こうとすると思ったので、恋愛のことには触れず、彼に何か質問をし、彼が男性としてのプライドを取り戻してくれるような会話を心がけてもらいました。
当然、関係がこじれていたので、すぐには連絡に応じてくれませんでしたが、少しずつコンタクトを取っていくことで、徐々にメールも続くようになりました。
彼に甘えるといっても、ピンと来ない方もいらっしゃると思いますが、Kさんの場合は、防犯についてや、仕事での失敗談など、情けない部分や女性らしい部分が見えるような内容にしてもらいました。
案の定、彼はKさんが困っていることに対しては応対をしてくれました。
別れ際に見せた彼の涙から、Kさんのことを嫌いで別れるわけではないだろうと感じていたので、お互いに冷静にさえなればコンタクトはとりやすいだろうと踏んでいました。
とはいえ、普段は安らぎを与えてくれるはずのKさんが、別れ際に見せた彼を追い詰める様子は、復縁にとって少々マイナスでした。
なので、進展には時間がかかりましたが、最終的にはKさんは復縁をされました。
彼の別れの原因を聞くと、Kさんは優しくて自分の理想の女性だったが、結婚まで時間が無いことで、自分に自信が持てなかった。
併せて、いつもお姉さんの目線で話を聞いてくれるのは嬉しかったが、同僚に相談をすると「オレも分かるよ」と聞いてくれたことで、そうやって一緒に悩んでくれるほうが嬉しいことに気付いた。
すると急にKさんの対応が許せなくなってきた、とのことでした。
ですから、復縁に向けてKさんが彼を頼ったときには、初めて自分がKさんの役に立てるような気がして嬉しかったようです。
そのことがきっかけで、Kさんを見る目が変わったようでした。
年齢差のあるカップルでは、年上の方からのご相談が多いです。
状況を拝見していると2パターンあり
1つ目は、Kさんのように年齢を意識するあまり、同じ目線で会話をできなくなったこと。
2つ目は、年上だから頼りがいがあると思って付き合ったのに、実際は思ったほど魅力的ではなく、冷めた、というケースです。
もしあなたが年齢差のある恋人と復縁を考えているのであれば、少し振り返ってみてください。
Kさんのように、強がらなければ案外復縁は叶うのではないかと思います。
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