ご相談を拝見していると、大切な恋人と別れたことで、自信を失っているケースによく直面します。
あなたはいかがでしょうか。
なぜ別れてしまったのか、ということを考えていくときに、どうしても自分にも非があるということに気づき、自信を失うケースもあるでしょう。
また、そこにあったはずの愛情を失うことで不安から自信を失うこともあるでしょう。
ですが、別れる前と後で、あなたの魅力が減ったわけではないはずです。
あなたに何か変化があったわけでもないのです。
あなたはずっと変わらずあなたで、ただどこに自分の評価をフォーカスするか、というだけの話だと思うのです。
これまでは気づいていなかった、見えていなかったご自身の反省点が浮き彫りになり、そこで初めて自分自身に対する評価が変わります。
思っていたより駄目だった…という評価になり、自分に自信がなくなってしまうと思うのです。
ですがこれは間違い。
先に書いたように、あなたは変わらずあなたのままです。
ですから自信を失う必要は全くありません。
十分に魅力的なのですが、気持ちの中で悪い部分にばかりフォーカスしてしまっていて、自分には魅力がないという話になってしまうのだと思います。
お気持ちは分かりますが、急に魅力がなくなったわけではないので、そこは必要以上に自信を失わなくとも良いと思います。
直したほうがよいと気づいた面は真摯に受け止めて改善をしていくと良いと思いますが、あなたご自身を否定するようなことはしないほうが良いです。
そしてもう一つ。こちらが今回の本題なのですが。
別れるまで改善点に気づかなかったように、実は自分では気づいていない魅力もたくさんあると思います。
あなたはご自分の魅力をいくつくらい挙げられますか？
ちょっと挙げてみましょう。
復縁のために自己改革をしたほうが良いと思う方が多いと思うのですが、ご自身の魅力に気づいていないと間違えた方向に進んでしまうかもしれません。
ですから、改善点と同じように、ご自身の魅力もしっかり確認したほうが良いと思います。
ですが、自分で自分の反省点になかなか気づけないように、良い点も自分では見えづらいです。
なぜなら、当たり前だと思っていることに、意外と相手は魅力を感じていることもあるからです。
例えば、以前のご相談であったケースで、自分の意見をしっかり伝える女性がいらっしゃいました。
ご自分では彼の意見の同意していなかったことが別れの原因だと思っていました。
そこを改善しようと思っていたのですが、間違いだと途中で気づきます。
彼に会ったときに、彼は意見を求めていたのに、意見を言ってもらえなかった、と落胆して帰ってしまったからです。
彼女は周囲に自分の良さを聞いてみました。すると、言うべきことをきちんと言ってくれるところ、という答えが返ってきたのです。
しかも、意見するけれど伝え方が上手だから不快には思わない、何か反論したあとは自分のことも立ててくれるから「良い意見を聞けた」と思う、という教えてくれました。
彼女の魅力は、実は意見をきちんと言えるという点だったのです。
ですが、彼女はそのご自身の良さに気づいておらず、ウィークポイントとして考えてしまっていました。
あなたは、彼（彼女）に好かれていたのですから、基本的にはとっても魅力的だと思うのです。
問題なのは、それを上回る改善点が見つかってしまったところ。
ですから、あれもこれも改善をしなくても、あなたご自身の魅力は十分に備わっていると言えます。
そして、自分では気づきにくい魅力は、周囲の方がちゃんと知っています。
素直に周囲に、自分の良い面、悪い面を聞いてみると良いと思います。
「でもなかなか聞きにくいです」という方もいらっしゃると思います。
大切なことは、相手の意見に対して反論しないこと。
例えば、あなたの直してほしいところを聞いたときに、理不尽なことを言われるかもしれません。
ですが「なるほどね～」とちゃんと聞いておきましょう。
逆にいい面を教えてくれたときも「でも○○さんのほうが優れていて」という感じで相手の話を遮るのはNGです。
照れくさいのは分かりますが、「そうなんだー。自分では気づかなかった。ありがとう」と聞いておいたほうが良いでしょう。
というのも、せっかく意見をしてくれても、あなたが反論をしてしまうと、それ以上は教えてくれなくなるからです。
それよりは、ありがとう、なるほど、意外だな～など、上手に相手の気持ちを盛り上げて、たくさん聞いておいたほうが良いです。
こうしてご自分の魅力を聞き出してみると、きっと自分では気づけなかったいい面がたくさん見えてくると思います。
ぜひそこは武器にして、どんどん磨いていきましょう。
逆に、ここは直したほうがおいという点については、頑張って改善していきましょう。
他人同士ですから、完全にピターっとすべてが噛み合うということは難しいです。
大切なことは、好きな人のためにどれだけ合わせてあげられるか、どれだけ愛情を込めて理解してもらおうと出来るか、という点だと思います。
頑張りましょうね。
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