先週の記事で、元彼(元彼女)と友だちになるのは難しくないという話をしました。
ですが、こんなご質問をいただきました。
「友だちになってしまったら、すっかり落ち着いてしまってもう恋人になれないのでは?」
「異性の友だちっていうのが難しいです」
などなど。
お気持ちは大変よく分かります。
一度恋人同士になったので、友達ってどんな感覚なのかイメージができないというのもあるかもしれません。
そして、ご自分の友人を想像して「いや、あんなふうにはなれない気がする」と思ってしまいますよね。
実は、その通りなのです。
あなたと仲良しの同性の友達と同じ関係になるというのは難しいです。
そもそも、相手もあなたと割り切って全く他の人と同じように友達になるというのは難しいでしょう。
相手にとってあなたは、やはり元恋人で、特別な関係なのです。
ですから、お互いに割り切ってその他大勢と同じように友達になるというのは、確かに難しいです。
友だちになるというのは、そんな関係になるということではないのですね。
では、友だちになるというのは、一体どういうことなのかというと。
新しいカテゴリーをお互いの中に作るということです。
もしあなたの彼(彼女)が、これまでも別れた恋人と友だちになれたというタイプなら。
もうこのカテゴリーが彼(彼女)の中には出来上がっていると思います。
他の友達と全く同じにはなれないので、元恋人だけど今は友達、というカテゴリーを作るのですね。
よくご相談で、「相手は別れた人と友達にはならないタイプなんです」という内容を目にします。
だから友達にはなれないと。
これは先週詳しくお伝えしましたが、友達にならないというのは相手にとって過去の話です。
これまでは、『元恋人で今は友達』というカテゴリーが相手の中に無かっただけなので、これからあなたが作っていけばいいだけです。
ですが、作れば良いと言われてもイメージできないという方もいらっしゃると思います。
そこで、いつもご相談で私がお伝えしえいるイメージは、古い友だちとか、遠い親戚というイメージです。
何となくお互いの昔を知っているので気心は知れているけれど、頻繁に会うわけではないので久々に会うと少し照れくさい。
そんなイメージだとお伝えしています。
馴れ馴れしいのも少し違いますし、距離がありすぎるのも少し違いますよね。
相手からすると、あなたは自分のことをよく知っている存在です。あなたのこともよく知っていると思っています。
とはいえ、これまで通りに馴れ馴れしくするわけにはいかない関係です。
そういうイメージで接してみましょう。
となると、堅苦しい話し方はしませんが、馴れ馴れしい話し方にもならないと思います。
最近どう?という少しだけ探り探りな感じだと思います。
ですが、何度かやり取りを重ねていくと、分かりあえているだけに話が早い。とはいえ、お互いに今の生活があるので前の通りに毎日毎日遊ぶ、みたいなことにはならない。
そんな関係だと思うのです。
相手も話しやすいけど話しにくいと思っているでしょう。
このときに大切なのは、恋人同士のときと同じ距離感で詰めていかないということです。
お伝えしているように、ちょっと関係性が変わるので、あなたも一歩引いた対応が必要になってきます。
それが相手にとって、ちょうどよい距離感だと思うのです。
これが、必要以上に距離があったり、必要以上に近いと、居心地が悪いので相手は離れようとしてしまいます。
逆に、ちょうどよい距離感で対応していると、相手にとって居心地が良いので高感度は上がっていきます。
つい感情的に近づいてしまったり、つい癖でこれまで通りの対応をしてしまったりすることがあると思います。
それが距離を置かれてしまう原因になることも多いです。
あなたの思う友達と、相手の思う友達の感覚が少し違うと思いますので、ぜひその距離感を上手に保って、印象アップを図っていきましょう。
お互いによく知っているということは、相手の喜ぶことも、怒ることも分かっていると思うのです。
そう考えると、まっさらな状態で接するよりは、対応しやすいと思います。
頑張りましょうね。
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友達になるには何が一番大切?
友達から恋人に返り咲くにはどうすればいい?
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