復縁したい相手が忙しいというケースはよく目にします。
そして、このメルマガでも何度も取り上げてきました。
ただ、やはり不安は拭えませんよね。
「本当に忙しいのが理由なの?」
「実はただのいいわけなんじゃないの?」
「なんで、忙しいとか言いながら遊びに行けるわけ?」
などなど、忙しいの裏側を勘ぐってしまいがちです。
もし、あなたもこのタイプならおそらく、どんなに忙しくても好きな人との連絡には時間を割くとか、好きなら気になるし会いたいと思うでしょう、と思うかもしれません。
忙しくても恋愛にきちんと時間を割ける方は、おそらく要領が良かったり優秀な方も多いのではないかと思います。
ですが世の中には、一つのことに集中したら他のことをないがしろにしてしまったり、ストイックに自分を追い込みたくなったり、ゆとりがなくなったり、という方が存在します。
実際に、つい先日、復縁相談でもこんな内容がありました。
「自分が忙しくて復縁について考える余裕が無いです。どうすればいいですか?」
復縁したいという気持ちがあるのに、それ以上に仕事が大変で疲弊している状態です。
好きな人がいても、余裕が無いと考える暇がないという方もいらっしゃるということです。
思いますか?
余計に忙しいということを理由に遠ざかってしまうのは仕方ないことと思います。
ですが、それは頭では分かっていても、心が収まらないこともあると思います。
忙しいから仕方ないと思っていたら、ずっと平行線で復縁できないじゃないか、と思われるかもしれません。
というのも、こんなご相談を頂いたからです。
「相手が忙しいからなかなか予定が合わないんです。何度か誘ってみてタイミングが合うときを狙ってみようと思います。」
あなたは、このご相談をご覧になって、どう思われますか?
確かに、予定が合わないから何度かチャレンジしてみたほうが良い、というのもあるかもしれません。
ただその前に、大前提として「相手は忙しい」という状態を考えてみていただきたいのです。
忙しい相手と会おうとしても、ハードルが高い事は想像できると思います。
例えるなら、和食の好きな相手にタイ料理のメニューを覚えてもらおうとしているようなものです。
興味が無いので難しいですよね。
ですが和食好きに和食のメニューを覚えてもらうのは簡単です。
相手が和食が好きなのに、もしあなたがタイ料理が好きだからといって、タイ料理を食べに行こうと誘うでしょうか?
おそらく、和食好きなら、相手の好きな和食で誘ってみようと思われる方が多いと思います。
実際にそれがベターだと思います。
なぜならわざわざ時間をとって好きでもない料理を食べに行くというのは、ハードルが高いからです。
それならあなたが相手の好きなものに対応してあげたほうが早いですよね。
相手をタイ料理好きに変えようとすると大変ですが、あなたが和食に詳しくなることであれば難しくないと思うのです。
これと同じように、相手が忙しいと言っているのにわざわざ会おうとするよりは、忙しい相手に合わせてあげたほうが早いと思うのです。
では、どうやって合わせるのかというと、先程の和食とタイ料理の例えと同じです。
相手の普段考えていること、話題にしていることにあなたが合わせてあげればいいだけです。
つい、自分の近況を話してみようとか、相手の趣味について聞いてみようとか考えてしまいます。
ですが、相手が仕事で忙しくて頭がいっぱいなら、仕事のことで話題をふるのが一番です。
和食好きに和食の話題をふるのと同じです。
相手の頭の中でウェイトの高いもので会話をしたほうが、スムーズに進むと思います。
また、一番の利点は、「忙しい」という断り文句が減ることです。
忙しいと言われる理由は、例えば仕事が忙しいのにあなたが遊ぶ予定を立てようとしたりするからです。
違うカテゴリーのものが入ってくると、余裕のないときは「勘弁して、それを考える余裕が無いんだよ」と思ってしまいます。
ですが、仕事が忙しい人に仕事の話題を振れば、脳のカテゴライズを変えずに済みます。
わざわざ別の領域を訪れなくて良いので、忙しいから時間がないということがなくなります。
なぜなら忙しいことと同じカテゴリのことなので、答えやすいし、今考えていることだから面倒ではないからです。
先程の和食の例で言えば、和食好きの相手に美味しい和食のお店を紹介して「行きたくない」という人はいないでしょう。
大抵は「いいね、今度行ってみるね」となるか「一緒に行こう」という話になると思うのです。
それは好きなものと同じ話題だからです。
忙しいという理由も、その忙しい事柄と同じ事柄で連絡をとっていけば、「面倒だからやめて」とはならないと思うのです。
それなら連絡もとりあえますし、徐々に関係性も改善していけると思います。
先程の、相手が忙しいから誘えないという方ですが、大切なことは、忙しい中どうにかして誘おうとするよりは、忙しい中でも対応しやすい連絡をとっていくことが大切だと思います。
忙しい相手と距離を縮めたいとき、どうにかして会って3段飛びくらいでチャンスを生かして前に進みたいと思ってしまいます。
ですが急がば回れ。
時間をかけて「この人と一緒にいると頑張れる」「この人と一緒にいるとホッとできる」「この人と話してると良い気分転換になる」などなど、あなたの価値を分かってもらえる関係を築いていきましょう。
忙しい中にどうにか自分のカテゴリーを作らせようとするよりは、サラっと相手の興味のあるカテゴリーの中に自分が入っていったほうが早いということ。
忙しいという理由は、復縁では比較的前に進めやすい内容でもあると思います。
ぜひ前向きに頑張っていきましょう。