相手に警戒されているというご相談をよく目にします。
この警戒というのは、「復縁したい」という下心があって連絡をしてきたり、良くしてくれているのかな、と相手に思われている状態です。
ですが、これよりもさらに警戒心が強くなっている状況もあります。
それは「別れたくない」と思って無茶をするのでは・・・という警戒心です。
これはもう警戒心というよりも恐怖心が強いです。
特に男性の場合は彼女の家に話をしに行くという行為だけでも怖がられることがあります。
ご相談でこのケースは多いのですが、自分としては何かする気があったわけではなく、単に話をしたくて行った、とおっしゃるのですが相手はそう思っていないのですね。
ですが、そのことに気づかないので話せば分かってくれると思います。
「話くらい聞いてほしい」と連絡してしまいます。
ただ、一度恐怖心を持たれてしまうと、すべての行動をマイナスに捉えられてしまいます。
会おうとすることは何かされるのでは、という恐怖になります。
「その気はないよ」とか「もう割り切ったから」「友達でいよう」など、警戒心を解こうとしても、「会ってどうにかしようとする作戦かも」と思われてしまいます。
そして余計に警戒されてしまいます。
つまり、一度怖いと思われてしまうと、そこからのリカバリーはかなり時間と根気が必要になってしまうのですね。
一番良いのは、そんなふうに思われないためにも別れたらすぐに引くということが大切だと思います。
ですがそうはいっても、もう怖がられているというケースもあるでしょう。
そういうときは、もう無理なのでしょうか?
答えはNOです。
そこから復縁するとしたら、ポイントはやはり恐怖心を払拭させないと難しいということです。
大抵の方は、この恐怖心ということをスルーして警戒しているときの対応をしてしまいます。
ですが、警戒とは違っていてもっと嫌がられている状態なので、根気が必要です。
何度も根気とお伝えしていますが、これには意味があります。
こういうケースに陥る方は、たいてい短気な方が多いのです。
会わないほうがいい、連絡しないほうがいい、ということが分からなかったり、分かっていても我慢できなかったりと、短気なため行動にバーっと移してしまう方が多いのですね。
なので根気が必要だと普通の方より真摯に受け止めて頑張ったほうが良いです。
話が少しそれましたが、どうすれば、恐怖心を払拭してあなたに普通に対応してくれるようになるのでしょうか。
まず、大切なのは距離を置くということ。
相手の感覚よりもあなたの感覚が距離が近いので、相手は警戒してしまうと思うのです。
ですから相手が距離を置きたいという感覚でいるのなら、こちらも距離を置く方向で動いていきましょう。
物理的な距離を置くことで気持ち的にも距離が生まれてきます。
冷静になってくると、あなたへの恐怖心も徐々に薄れてきます。
先程お伝えしたように恐怖心があると、何をしてもうまく伝わりません。
それではもったいないので、まずは恐怖心を取り除いてもらうためにも距離をおいて、害がないということに気づかせることが大切です。
その上で、次に連絡をする際にしっかり謝罪をすることが大切です。
そのときに曖昧に伝えるのではなく「怖がらせたかなと思って反省した」ときちんと相手の気持ちを代弁して分かっているということを伝えるのが大切です。
言葉にして伝えられると、相手は分かってもらえたと思い少し安心してくれます。
これを曖昧にしてしまうと、同じことの繰り返しなのかな、とまた恐怖心がムクムク思い起こされてしまいます。
なので言葉で伝えることがポイントです。
その後の連絡についても直接会うとか接触を促す連絡はしばらく避けたほうが良いです。
会うのは危険、会うのは怖いと思われていますので、根気が必要です。
ここまで乗り越えたら、スタート地点です。
復縁に向けて動き始めても良い時期だと思います。
こうやって手順をきくと、なんだかすごく大変そうとか、そんな必要あるのかなと思われるかもしれません。
ですが、その感情が危険だと心得ておいてください。
相手はあなたが思っているよりずっと怖がっていると考えたほうが良いです。
安易に考えるのではなく、もっと深刻に捉えて相手の気持ちが落ち着くのを待ってあげましょう。
そして、そのくらい怖がるようなことを自分が無意識にしてしまったということを、しっかり受け止めて今後に活かしたほうが良いです。
自分が思っていることと、相手の受け止め方は全く違うこともあります。
自分はこうだからこう、と思って動いてしまうと相手は「分かってくれない」と怖く感じるのですね。
なので分かってあげることが大切です。
本当に大切で復縁したいと思う相手なら、その気持ちを大切にしてあげましょう。
怖がらせないようにゆっくり対応していきましょう。
チャンスがなくなったわけではないです。
ただ、上手に動かないと今後二度と会えないといった関係になってしまうかもしれません。
以前もご相談であったのですが、警察が介入することになり法的に会えないとなってしまったケースも有りました。
ストーカーという扱いなのですね。
ご本人様は全くそんなつもりはなく、危害を加える気もなかったと。
ですが相手はそう思ってくれないですし、世間的にもそう思われないことが多いということ。
そんな厄介なことにならないように、怖がられているのかなと感じたら、潔く距離をおいて様子を見ていきましょう。
焦らず進めていけばチャンスはまたあるはずです。
頑張りましょうね。