自分ではできていると思っていても、実は周りからすればできていない。
言われたとおりになかなかできないと思っていても、実はちゃんとできている。
同じことをしても、同じものを見ても、感覚で全く捉え方が変わってしまいます。
最近、ご相談を拝見していてとてもそう感じることが増えました。
例えばメルマガやマニュアルで伝えたことに関しても、できているという感覚が人よりも甘い人と厳しい人がいらっしゃいます。
その事自体はそんなに大きな問題ではありません。
ご自身で判断して動くのですから、ご自身の感覚でも良いと思うのです。
問題なのは、それを人に伝えるとき、そして人と接触するときです。
お伝えしたことをできていない・・・と不安に思ってご相談をいただくこともあります。
ただ、よくよく拝見してみると、とても頑張っていらっしゃって、そのまま自信を持って続けるだけで大丈夫という方もけっこういらっしゃいます。
逆に、やっているのに復縁が前に進まない、他の方法を教えて、とご相談いただくこともあります。
ただ、こちらはよくよく拝見してみると、お伝えしたこととは少し違うことをやっていたり、自己判断でこっちのほうが良いと思って違うことをされていたりします。
それでは「やっているのに」という前提が違うのでは?という話になってきます。
なぜ、そんなことになるのでしょうか。
それは、自己評価の高い、低い、という違いにあるのだと思いました。
もしあなたが自己評価の高いタイプなら、ご自身で考えている別れの原因も違うかもしれませんし、できていると思っていることも、ほんとうの意味ではできていないかもしれません。
逆に自己評価の低いタイプなら、ご自身で考えているよりも相手はあなたを嫌悪していないかもしれませんし、できないできないと焦って余計に悪循環になっているかもしれません。
では自分は自己評価の高いタイプなのでしょうか。
それとも低いタイプなのでしょうか。
ちょっと次の質問に「はい」「いいえ」で答えてみてください。
1.ナンバーワンよりオンリーワンだと思う
2.失敗したときに相手の説明不足だと思うことが時々ある
3.周りの人は自分の実力を知らないなと思うことがある
4.ちゃんと説明させてくれたら分かってもらえると思う
5.恋人に対してあまりわがままを言わないほうだと思う
6.けっこう努力家だと思う
7.母親がガミガミ言ってくるので面倒だなと思うことがある
8.プライドはそんなに高くないと思っている
9.人に対してけっこう気を使えるし年上にも好かれると思う
10.オドオドしている人を見ると優しくしたくなる
いかがでしょうか。
YESの数が7個以上ある方は、自己評価の高いタイプだと思います。
逆に5個未満の方は自己評価の低いタイプだと思います。
間の方は、内弁慶タイプだと思います。
それぞれ、なぜそうなのかという心理学の科学的な根拠というものはないのでご了承ください。
あくまでも私の経験則で、こういうタイプはこうだなという話です。
ポイントになるのは、この質問内容ではないですし、できている、できていないという話でもないのです。
これに対してYESと答えられる自己評価の高さ、という点がポイントです。
自己評価の低い人は、たいていオンリーワンという思想に逃げずナンバーワンを目指しています。
自分よりできる人と比べて「自分なんて・・・」と思ってしまいます。
どちらが良い悪いという話でもありません。
なぜなら一長一短だからです。
ここまでにも書いたように、自己評価の低い方は復縁が前に進みません。なぜなら、進んでいることを実感できないので次のステップに移行しないからです。
自己評価の高い方は一か八かですが、前に進まない原因は、思っているよりもできていないからです。
ですが本人様はできていると思っているので気づきません。気づかないので復縁が進みません。
これを避けるためには、やはりご自分が今、どちらなのかなということを探ってみましょう。
もし自己評価が低いのなら、もう少し「できているかも」という目線で見てみましょう。
もっと自分に都合の良い解釈をしてみましょう。
逆に、自己評価が高いのなら、もう少し「できていないかも」という目線で見てみましょう。
もっと相手の目線で考えてみましょう。相手なら本当はどうすれば喜んだのか、ということを考えてみてください。
そして中間の内弁慶の方。
この方は親しい仲では強気ですし自信家な振る舞いをしますが、一歩テリトリーから出ると自信がなくなるタイプだと思います。
復縁の際も、お付き合いをしていた頃は自分に自信があって彼(彼女)も自分のことを大好きなんだろうくらいに考えていますが、別れた途端に何もかも不安になった、という状況ではないでしょうか。
相手からすれば、自信のある、輝いているあなたとお付き合いをしていたのですから、急に不安そうにされると余計に離れたくなってしまいます。
ですから無理をしても良いので明るく元気に振る舞っていくことが大切だと思います。
相手のタイプも大切ですが、自分がどういうタイプなのかということも少し視野に入れて、自分の判断基準が間違えていないかということのチェックに役立ててみてくださいね。
頑張っていきましょう。