復縁を進めていくときに大切なのは、未練があるとか復縁したいと思っている気持ちが相手に伝わりすぎて、警戒されないように気をつけることです。
相手も復縁したいと思っていれば問題はないのですが、そうではない場合は、「期待に応えられない」と感じ距離を置こうとしてしまうからです。
なので、ご相談を拝見していても、もう割り切って、吹っ切って、頑張っているふうに伝わるようアドバイスさせていただくことも多いです。
ただ、中にはこの「吹っ切った」「割り切った」の対応が上手すぎるというか、やりすぎて相手に嫌われてしまった、というケースもあります。
やりすぎて嫌われるというのは、どういうことなのでしょうか。
もしかしたら、あなたも思い当たるフシはないでしょうか。
今回はやりすぎ注意のお話をしたいと思います。
まず、どんな状況がやりすぎなのかというと・・・
例えば、グループや同じ職場、サークルなど、相手と接する機会がある場合。
基本的に大切なのは、他の人と同じように接するということです。
この「同じように」というのがとても大切です。
というのも、同じように接するのが難しいからと、相手を避けてしまうケースがあるからです。
どう接したらよいか分からず、他の人ばかりに話しかけたり他の人ばかりと連絡を取り合ったり、彼(彼女)に直接聞けば良いことを、わざわざ他の人に聞いたり。
これをしてしまうと、彼(彼女)からすれば、あからさまに避けられている、なんか嫌がらせを受けている、と感じてしまいます。
相手も同じようにあなたを避けている場合は構いません。
ですが、相手は変わらずあなたと接してくれている場合。
あなたの行動の意味が分からないのです。
普通にすればいいのに、なぜ避けるのか?嫌がらせ?と感じてしまいます。
こういう状況になると、相手は余計にあなたを嫌いになることがあります。
大切なのは、あくまでも「同じように」接するということ。
特に相手が周囲に気を使って、あなたとも楽しげに話をしてくれるような場合。
相手は気を使っているのに、あなたは使っていないという評価になってしまいます。
あなたとしては単に、どうすればいいかわからないというだけなのに、勝手に評価が下がってしまうのです。
これはとてももったいないですよね。
ですから、できれば同じように接したほうが良いでしょう。
また、連絡のとり方にもやりすぎが出てしまうケースがあります。
未練がないように、連絡をガツガツ取らない、と考えてしまうあまりに、せっかく相手が楽しくやり取りしようとしているタイミングを逸してしまう状況をよく目にします。
例えば、いつもは返信に時間がかかるのに、その日はすぐ返信が来た。
こういうときは相手に余裕があったり、やり取りしやすい状況にあることが多いです。
ですが、焦ってはいけないと言い聞かせて、時間をかけて返信してしまいます。
その間に相手のテンションが下がり、タイミングも悪くなり、返信が後回しになる、という状況です。
せっかく気持ちよく返信をくれたのなら、こちらも気持ちよく返信したほうがスムーズにやり取りできると思います。
それから、今回の豪雨被害のような場合や、地震の際など。
何か心配なことがある場合は、相手に「大丈夫?」という連絡を取るのは悪いことではないと思います。
気を使って連絡をしないという方もいらっしゃいます。
それも一理ありますが、あなたにとって大切な方なら、気になるのは当然だと思いますし、相手はそこまで嫌な気持ちにならないと思います。
余計なお世話と思われるかも・・・という心配があるかもしれませんが、たいていは彼(彼女)も少し「大丈夫かな?」と思っていることが多いです。
あなたが「大丈夫?」と連絡をしてくるということは、あなたの安否確認にもなるので安心してくれると思うのです。
ただし、ポイントは「シンプルな内容に」徹底することです。
ごちゃごちゃと書いてはなりません。
あくまでも安否確認なので、シンプルに、大丈夫かそうではないかの2択にしましょう。
ここで彼(彼女)だけではなく、他の人も大丈夫なのかとか、どこどこの地域がこうなったとか、そういう話は不要です。
相手から返信が来て、続けられそうなら盛り込めば良いと思うのです。
最初はまずはシンプルに安否確認をしてみる、と徹底してみましょう。
未練がない様子で接するということはとても大切です。
ですが、未練がない様子が行き過ぎて、避けているとか、嫌っているというふうに見えてしまうと逆効果です。
いつもお伝えしていますが、相手を好きになるということは、それだけ感情の振り子の幅が大きいのだと思います。
人よりも大きく振れるので、好きという大きな感情を持つのだと思います。
ということは、逆に嫌いという感情も大きく振れてしまうということ。
可愛さ余って憎さ百倍、とも言いますよね。
好きという感情と大嫌いという感情は表裏一体であることが多いです。
ですから、あなたの行動一つで、相手が「嫌われてる?」と感じてしまうと、嫌いの度合いが増してしまうと思うのです。
やりすぎに注意して、逆効果にならないように気をつけていきましょう。