ご相談を拝見していると、別れの原因がコミュニケーション不足だったり、言葉足らずということがよくあります。
あなたはいかがだったでしょうか?
もっと、相手にこう言ってあげれば良かったとか、あのとき素直になっていればよかった、と後悔することはないでしょうか。
逆に、こんなこと言わなきゃよかったとか、同じくあのとき素直になっていればよかった、と後悔することもあるでしょう。
では、言ったほうが良かった、言わないほうが良かった、の線引はどこにあるのでしょうか?
この答え、実はとてもシンプルです。
あなたも振り返ってみていただきたいのですが、言えば良かったと思う言葉はどんなものでしょうか?
おそらく
「ありがとう」だったり
「いてくれて良かった」だったり
「とても助かった」だったり
「すごく嬉しい」だったり。
感謝やポジティブな気持ちではないでしょうか。
あのとき、もっと素直にお礼を言えたら良かったとか、嬉しいって伝えられたら良かった。もっと言うなら、好きと言えたら良かった。などなど。
逆に、言わなきゃよかったと思う言葉はどんなものでしょうか?
「もっとこうして」だったり
「こうならよかったのに」だったり
「ここが気に入らない」だったり
「つまんない」だったり。
苦言やネガティブな気持ちではないでしょうか。
あのとき、あんな酷いことを言わなきゃよかった、自分のことを棚に上げて相手ばかり避難していた、本当は楽しかったのに嫌なところばかり見ていた。などなど。
最初にもお伝えしたように、ご相談を拝見していると言葉が足りなかった、言い過ぎた、という反省をよく目にします。
言葉が足りなかった方は、それでは何でもかんでも言えば良かったのかというとそうではないのですね。
思ったことを言えば良いということではなく、「思ったポジティブな感情」を口にする、ということです。
言い過ぎたという方は、気持ちを押し殺せということではなく「思ったネガティブな感情」は口にせず待ってみようということです。
ですが、これを逆にしてしまう方が多いのですね。
嬉しいこと、喜んでいることは伝わっているだろうと思い言葉にしないのです。
嫌なこと、気に入らないことは伝えないと分からないと思いくどくど言ってしまうのです。
もしあなたにも思い当たるフシがあるのなら、逆にしてみましょう。
嬉しいこと、喜んでいることこそ伝えてみましょう。
言葉で目を見て笑顔で、大きな声できちんと伝えてみましょう。
嫌なこと、気に入らないことは、わざわざ言葉にするのではなく「どうすれば改善できるかな」と考えてみましょう。
相手に要求をするのではなく、どうすれば相手がそうなってくれるのかなと考えてみましょう。
例えば連絡がマメではないという相手なら、「連絡くらいしてよ」と伝えるのではなく、どうすれば連絡をしてくれるのかな、と考えてみると良いです。
例えば連絡をきちんとくれたら、しっかり感謝する。
喜んで見せる。
すると相手は「あなたに連絡する」⇒「喜んでくれる」⇒「自分もいい事したといい気分になる」という循環になります。
おそらく喜んでくれるから連絡しようと思うでしょう。
これが、連絡をしてくれることが当たり前だと思っていると、連絡をしても何の反応もせず、連絡をしないときに怒ります。
相手はあなたが怒るから連絡をするのに、当たり前だと思われる。
楽しくないですね。
あなたに連絡する⇒不愉快⇒連絡しなくなるという悪循環に陥ります。そして、連絡しないと余計に怒られる。
相手が不快に思うことほど、言葉にせず自分の行動で改善できるように動いていくということが大切なのですね。
復縁の道中もそうです。
ご相談を拝見していると、最初のうちは連絡をくれることに対してご相談者様はとても喜び、相手にもそれを伝えます。
ですが、徐々に連絡の頻度が上がってくると、それが当たり前になり今度は連絡が遅いとか、内容が薄いといって不安になります。
そうではないのです。
相手は最初と同じようにやり取りをしてくれているだけです。
もっとそこを上げていこうと思うのなら、どうしたら良いのかなと考えてみましょう。
不服に思うのではなく、どうすれば、と考えていくとポジティブな発想になりますし、復縁もどんどん近づくと思います。
連絡を取り合っているということはチャンスです。
ぜひチャンスを上手に活かしていきましょう!