ご相談を拝見していると、
「メールが続かないんです」
「質問をしても答えだけで、そこから広がりません」
という内容を目にすることがあります。
相手がポンポンなんでも話してくれるタイプなら良いでしょう。
また、お付き合いをしていた頃は、相手も気を使って
なるべく話そうとしていたかもしれません。
ですが、そうではない場合。
こちらから上手に振っていかないと会話が盛り上がらない。
気を使わなくなると、本当は口数の少ない人だった。
こうした場合は、やはり会話の方法を考えてやり取りをしてみたほうが
良いと思います。
例えば、先日のご相談で拝見したケース。
Kさんは年下の彼女と復縁したいと考えていました。
特に避けられている感じでもなく、メールのやり取りも出来ますが、
彼女の相談に乗っても距離が縮まらない、とありました。
そこでやり取りを拝見したところ、次のような内容でした。
(プラシバシー保護のため内容は一部変更しています)
Kさん「最近仕事どう?前、人が抜けて業務が増えたって言ってたけど」
彼女「新人が入ってきて、減るどころか教育係も任されて
さらに倍増って感じ・・・・(´・ω・`)」
Kさん「そっかー。じゃ、時間管理が大変なところだね」
彼女「それより、どうせならもうちょっとまともな人を入れて
欲しいんだけどね。仕事が増えるだけっていうか」
Kさん「最近はそなんもんだよ。俺のところも新人が入ってきても・・・」
という流れからKさんの体験談が続きました。
さて、あなたはこのやり取りを見て、問題点が見えますか?
このやり取りは典型的な、会話の流れを分断してしまうやり取りです。
まず、最初に彼女から「さらに倍増」という悩みが入ってきました。
これに対して「時間管理しろよ」とも取れる対応です。
困っているのは彼女のなのに、彼女にさらなる努力を求める
対応をしてしまっています。
ですから彼女はこのセリフに対してノーコメントで、もう一度
大変さを訴えています。
「それより、どうせなら・・・」という内容がそうですね。
ここから彼女に寄り添った対応をできればよかったのですが
せっかくの再チャンスに
「そんなもんだ」とKさんはバサっと切って捨ててしまいました。
さらに、自分の話になってしまっています。
彼女はおそらく「あー、この人と話してもホントつまんないな~」
と思ってしまったでしょう。
あなたもそうだと思いますが、やはり自分の話をまずは
聞いて欲しいと思うのです。
そして、それ分かるよ、と言って欲しいと思うのです。
自分に非があるという相談なら間違った点を指摘して欲しいと
思うかもしれませんが、相手に非があって自分が困っている
という相談をした時。
おそらく求める答えは、自分と同じ意見で
「それは、相手が悪いよ。あなたは間違ってない」
というものだと思うのです。
やはり、ほしい答えを欲しいところで返してあげることで
会話というのは盛り上がっていくと思います。
逆に、相手が会話上手なのに自分がうまく返せずに、盛り下げて
しまっている・・・と悩んでいるご相談も頂きます。
Mさんという女性がいるのですが、彼女の彼は営業職でとても
会話に長けています。
人当たりもよく、いつも楽しい話を持ってきてくれます。
ですが、どうも上手く切り返せない、というのです。
そこでお二人のやり取りを拝見させていただきました。
Mさん「良かったら今度、ご飯でも行きませんか?」
彼 「おー、いいね。ご飯だけ?(笑)」
Mさん「? 何か買い物とかあるなら付き合うよ?」
彼 「最近色々とご無沙汰で・・・(*^^*)」
Mさん「?よくわかんないけど、何か食べたいものある?」
彼 「○○(Mさん)!なーんてね~。
俺はなんでもいいよ~。あ、でも肉以外で」
Mさん「肉以外って、前はお肉好きだったよね?体調悪いの?
それならあまりムリしないほうが良いんじゃない?」
彼 「そうだね~。じゃ、しばらくおとなしくしておくよ」
結局お誘いは流れてしまったのですが、Mさんは彼が冗談で関係を
持つことを匂わせてきたことに対して、どう対応すればいいか
分からず流してしまいました。
おそらく冗談ぽく言っていますが、彼だって色気のある誘いを
かけるにはそれなりの勇気が必要です。
サラっと冗談ぽく言っていますが、断られたら凹みます。
Mさんは断った気は無いと思うのですが、「ムリしないほうが」
という伝え方が遠回しに断られているように感じられます。
彼からすれば、ちょっと頑張って色気のある誘いをしてみたら
断られた、という印象になります。
じゃ、何のために誘ったんだよ、と思ってしまうものです。
このようなときには、もう少し乗ってあげて冗談で返せると
良いなと思います。
相手も本気で手を出そうと思っているわけではなく、男女ですから
色気のあるやり取りをしたいと思っているだけ、というケースも
けっこうあります。
そして、こうしたやり取りでポンポン盛り上がらないと
「なんか、合わないな~」とか
「なんか、咬み合わないな~」という印象を与えてしまいます。
やり取りの上手な方は、程よく乗ってあげて相手に期待をさせつつ
最後の砦は譲らない、というタイプが多いです。
しかも、ガツンと断らず期待を持たせつつ、譲らない感じです。
だからこそ相手も燃えて、燃えている自分に対して
「好きなのかな」と思い始めるのだと思います。
「そんなの難しいです」と思うかもしれません。
ですがもしかしたら、その辺りの咬み合わない感じに疲れて
別れたという可能性も考えられます。
いつも真面目で・・・と思われている別れは意外と多いのです。
冗談は冗談で流してくれて、乗っかってくれる人のほうが
良いな~と思われていたら。
そこはちょっと頑張ってみるのも復縁に近づくいい手ではないか
と思います。
もし、自分が会話を盛り下げているような気がする・・・と
思われる方は、ちょっと振り返ってみると良いと思います。
そして上手く対応できるようになりたいな~と思われるなら
自分とタイプの違う方となるべく話をしてみると良いと思います。
あなたの友人や、近い方は、おそらく同じような感じなので
苦なくやり取りが成立すると思うのです。
そうではなく、ちょっとやりづらいと思う方と話をしてみたり
連絡を取り合ってみたほうが、いい練習になると思います。
頑張っていきましょう。
▼復縁に近づく会話のやり取りなどはありますか?
▼自分が思っている別れの原因は本当に正しいですか?
という方は、こちらを参考にしてみてください。
あなたの復縁を成功に導くノウハウがぎっしり詰まっています。