復縁のために、別れの原因を見つけて改善する。
言葉にするとシンプルなのですが、本当の意味で分かって
取り組んでいらっしゃる方と、
何となく表面上「こうしたほうが良いのかな」と曖昧に
取り組んでいらっしゃる方がいます。
これは、ご相談やご質問を拝見していて、すぐに分かります。
ただ、何となくしか分からない、という方のお気持ちも
よく分かるのです。
例えば、彼に結婚のプレッシャーを与えた記憶もない、束縛も
していなかったし、料理上手だと褒められることも多かったし。
見た目も中の上くらいで、他の男性にも言い寄られる。
なぜ、自分では駄目だったのか。
そんな気持ちが暗に伝わってくるご相談もあります。
他にも、優しくしていたし、連絡もマメに返していた。
彼女も自分を大切にしてくれていると思っていたし、
喧嘩をしたこともない。
自分の何が問題だったのか。
もし、あなたも同じように「何がそんなに問題？」と実のところ
思っていらっしゃるのなら。
または「それって別れを切り出すほどのこと？」という理由で
別れた経緯があるのなら。
一番の問題は、相手とあなたの「価値観が違う」ということに
気付けていない点です。
あなたはおそらく「自分ならこうされたら嬉しい」と思うことを
相手に頑張って愛情表現していたと思います。
ですが、相手にも同じように、相手なりの愛情表現があったと
思うのです。
先ほどの女性の例で言うと、この方のご相談を担当していく中で、
色々と見えてきたことがありました。
実は完璧すぎて、相手が「自分には勿体無い」という劣等感を
いつも持っていたこと。
この女性は束縛をしないことを美徳としていましたが、相手から
すると「本当に好きなのかな」と不安だったこと。
結局、相手の愛情を感じるポイントと、この女性が与えたいと
思っていた愛情のポイントが違っていたことが原因でした。
ですから、きちんと彼を認める発言をたくさんしていったところ
関係がグングン改善していきました。
男性の例で言うと、優しくしていたし連絡もマメだった。
なぜなら彼には時間があったからです。
収入も低いけれど、自分の時間がある。
そして彼女の愛情を感じていたのは、彼女が家にご飯を作りに
来てくれるから、ということだったのですが。
実際は彼の懐事情を考えて外に食べに行くよりは・・・と
彼女が作ってくれていたのです。
別れの原因は「優しすぎる」だったのですが、そうではなく
本音の部分は経済的な問題でしょう。
ですが、彼女の価値観を理解していないと、この原因を見つける
ことはできないと思うのです。
「何が問題？」「優しくしてたでしょ？」
そんなふうに、堂々めぐりしてしまいます。
人は誰でも自分が可愛いです。
ですから、なるべくなら傷つかないように、自分は正しい自分で
ありたいと思います。
そして、どうしても自分の価値観から逃れることはできません。
ですから、つい自分のものさしで測ってしまいます。
ただ、それをやっていると、本当の理由に気付けないまま、
復縁をしようと動いていても、どこか心のなかで
「何がそんなに問題？」とモヤモヤしてしまいます。
相手がNOと言うくらいです。
問題はあるのです。
大切なのは、問題を探して解決しようとすることだと思います。
一つだけ例外があるとすれば、相手がどうしようもない人で
深く考えずに付き合ったり別れたりするタイプ、という場合です。
ただこの場合も、相手がどうしようもない人になってしまった
経緯があると思います。
そういう方は、どこか心に何かの問題を抱えています。
それを解決してお付き合いをする、ということも一つの手です。
そんなナイチンゲールみたいなことは面倒だと思う場合は
深入りしないのが正解だと思います。
話がそれましたが、そんなケースは本当に稀なケースなので
基本的には、本当の問題点に気づいていないことが多いです。
実のところ、何がそんなに悪いのかよく分からない、という場合は
もう一度相手の価値観を踏まえて振り返ってみましょう。
きっと、今あなたがすべきことが見えてくると思います。
頑張りましょうね！
▼原因を見つけたら、そこからどうすれば良い？
▼何から手を付けたらいいのか分からない・・・
という方は、こちらを参考にしてみてください。
復縁のスタートからゴールまでを具体的に解説しています。
