ご相談を拝見していると、よく目にする言葉です。
「同じことを繰り返してるから、前に進みたい」
「うまくいかないから、早く連絡を取れるようになりたい」
「連絡もつかないから、先に自分の成長をわかってほしい」
お気持ちはとてもよく分かります。
復縁をしたいと切に願う方からすれば、この瞬間も無駄に思えて
仕方ないのかもしれません。
早く一緒になりたいのに、早く元通りになりたいのに。
ですが、実は少し復縁が進んだ方からも、時々同じご質問を
いただくことがあります。
「ちょっとうまく行ったと思ったのに、また連絡がつかなくなった」
「この前は楽しくやりとりできたのに、また冷たくなった」
「ようやく彼女と別れたから付き合えると思ったのに・・・」
などなど、状況は様々ですが、進んでは止まり、進んでは戻り。
何だか同じことを繰り返している・・・。
そんなスッキリしない思いを抱えていらっしゃる方は、けっこう
いらっしゃるのではないでしょうか。
ではなぜ、そんなことになるのでしょうか。
実は、多くの方が、上手くいかなくなった時に、その時の行動を
反省します。
例えば、メールのやり取りが続いていたのに、パタっと来なくなった。
パタっと途絶えた直前、自分は何を送ったのだろうか?と考えます。
何がマズかったのか?
そして、これかな?と思う反省点を見つけて次は気をつけて
もう一度送ってみます。
ですが返事が来ない。
送るタイミングが悪かったのか?
内容がやっぱり良くなかったのか?
いろいろ考えます。
他にも、彼(彼女)と距離が縮まって恋人のような関係になってきた。
なのに「付き合えない」と言われる。
言い方が悪かったのか、タイミングが悪いのか。
タイミングを見てもう一度言ってみようと思う。
これらは、間違っているとは言い切れません。
確かに、その時のタイミングが悪い場合もありますし、直前のメールの
内容に問題がある場合もあります。
ですが、じゃ、次にメールの内容を変えて送ってみたらいいのか。
タイミングを見計らって告白したら付き合ってもらえるのか。
・・・というと、そうではないことが多いのですね。
やはり、上手くいかないことが多いのです。
同じように前に進まない、同じように「付き合うのは無理」と
言われてしまう。
そして、同じ所をグルグルしている感じが拭えず、モヤモヤと
してしまう。
そんなモヤモヤで私にご相談をくださる方も多いです。
どうにかして前に進めろ、と。
ですが、「ここから脱出したい!」と思われても、目先の対策では
うまくいかないことが多いです。
なぜなら、相手があなたとの関係を前に進めたいと思わないからです。
恋愛は一人ではできません。
相手の気持ちがあってこそです。
それなのに、なぜか相手の気持ちがわからないから、どうにかして
力技で前に進めたがります。
ただ、忘れないでいただきたいのは、あなたがプッシュしても
前に進まないということは、相手が進めないからです。
もし相手も前に進めたいと思っていたら、ふたりとも流れに乗って
どんどん関係は前に進んでいきますよね。
そうならない、ということは、相手が流れを止めています。
それなのに、あの手この手で前に進めようとしても、
前に進まないのは当然なのです。
ですからご相談を拝見していて、「もう少し根本的な部分を見なおして
みてはいかがでしょうか」とお伝えします。
相手がネックになっている別れの原因は解消できているのか。
あなた自身は、相手のことで頭がいっぱいで余裕のない状態に
なっていないか。
少し考えてみてください、と。
そうすると、たいていの方は「見えてなかった」「改めて指摘されて、
まだまだだと思った」など、もっと自分自身の中に改善の余地が
あることに気づいてくださいます。
復縁成功者の声でも多いのですが、「自分が変わると周りが変わる」
という意見。
いつでも、変化の起点は「自分」なのだと思います。
そのことに気づかず、「どうにかして前に・・・」と思ってしまうと
同じことの繰り返しになってしまうのですね。
そして、グルグルと堂々巡りをして、疲れてしまう。
そうならないようにするには、とっても簡単です。
堂々巡りをしている感じがしたら、「自分にできることはないか」と
考えてみましょう。
相手へのアクションも大切ですが、たいていはそれよりも
自分自身の中に答えがある事のほうが多いです。
なので、前に進まないなと感じたら、同じことをもう一度
手を変え品を変えする前に。
自分を見なおしてみましょう。
自分がもしかしたら、まだ変わりきれていないのかもしれない。
まだまだ自分の中にやれることがある、と見つめなおす
良いきっかけにしてみてください。
ただ、こうした内面的なことをお伝えしても、理解されない
こともあります。
知りたいのはそんなことじゃない、と。
ですがこれまでの経験上、分かるのです。
小手先のメールで一瞬、状況が改善されたとしても、長く続かないと。
ご相談を担当していて、その方にとって一番大切なことを
お伝えしていると思っても、理解されないこともあります。
かなり先になって、「あの時言っていたことがよくわかった」と
ご感想をくださることもよくあります。
それを拝見するたびに「あー、その時は伝わっていなかったな」と
反省をします。
もし、その時にきちんと伝わっていたなら、こんな遠回りを
させなくてよかったのになぁ、と申し訳なく思います。
とはいえ、どんなに言葉を尽くしても、その時の精神状態で
とても受け入れてもらえないこともあります。
あなたには、そんな遠回りをしてほしくないと思います。
同じ所から抜け出したいと思ったなら、自分を見てください。
どんなときも、自分が起点です。
あなたが本当に大切なことに気づいて、今の状況から前に進んで
頂けることを心から願っています。
▼自分の改善点や反省点を具体的に見つけたいのですが
▼内面を変えると、どう復縁に役に立つんですか?
という方は、こちらを参考にしてみてください。
復縁のスタートからゴールまでを具体的に解説しています。