あなたは、ご自身の言い方が、どんな印象を持たれるのか、
考えてみたことがありますか?
おそらくこのメルマガを読んでくださっているということは、
どんなセリフが復縁には良いのか、悪いのか、ということも
色々考えてくださっていると思います。
そして、同じように使ってみようとしていらっしゃるでしょう。
それ自体はとても良いことなのですが、実は、文章では
伝えられないとっても重要な事があります。
私もつい最近、「そうかー!!!」と気付いたことです。
今日は、それをお伝えしたいと思います。
もし、あなたが「これはいいセリフだ」と思って、復縁したい相手に
使ってみるのに、相手の反応がイマイチ、という場合は
ぜひ参考にしてみてください。
先日、ご相談を担当していて、こんなことがありました。
彼と復縁したいと思っているKさんという女性がいらっしゃいました。
同じ職場ということもあり、Kさんは彼と時々顔を合わせることが
あるとのことでした。
別れてしばらくギクシャクしていましたが、あいさつ程度から徐々に
一言二言交わすようになり、普通に話ができるまで回復しました。
ただ、職場で顔を合わせるということもあり、プライベートでは
全く連絡をとっていませんでした。
ある日、いよいよメールを送ってみようということになり、
Kさんは仕事のことを聞くメールを彼に送ってみました。
ですが、彼からの返事は来ませんでした。
そこで、職場で会った時に彼にメールを見てくれたか聞いて
もらったところ、彼から
「見たけど、別に返事を書く義務はないでしょ」と
言われてしまったのです。
なぜ、急にそんな言われ方をしたのかな?と思い、どうやって
聞いたのかKさんに訪ねてみました。
すると、「メールって読んだ?」と聞いたとのこと。
特に問題はなさそうです。
できれば「送ったんだけど、もしかして届いてないかな」とか
「メール読んでもらえた?」とか、もう少し柔らかいほうが
良いかな、とは思いましたが。
彼につっけんどんに返されるほどのセリフではないなと思いました。
疑問だけが残り、しばらく時間が経過しました。
そんなある時、似たケースのSさんのご相談を担当しました。
同じように彼に「メール読んだかな?」と聞いてみて、彼からは
「あ、ごめん。忙しくて返事書いてなかった」と言われたと。
その場で回答を聞いて、「もし迷惑じゃなければ、時々メールで
聞いてもいい?」と言ってみました。
彼からは「あ、俺で答えられることなら全然良いよ」と言われた
そうでした。
ますます、謎が深まりました。
確かに微妙な状況が異なるので、一概にその時の会話だけでは
判断できないかもしれません。
では、メールの内容が悪かったのかな、と思ったのですが、
実はKさんのほうがビジネスライクな良い質問をメールしていました。
不思議に思い、もう一度Kさんの性格欄を見なおしていると、
こんな記述がありました。
「よく真面目そうだとか、キチっとしてそうって言われます」
Sさんのも確認してみると
「人よりワンテンポ遅いとよく言われます」
もしかしたら、と思いました。
二人の違いは、状況でもセリフでもなく、「言い方」なのかな、と。
そこで色々確認をしてみると、確かにKさんは若干早口で、甲高い声
と言われるようでした。
逆にSさんは口調がゆっくりで、声もそんなに高くないとのこと。
さらに、Kさんは身長が高く、ヒールを履くと彼より目線が上に
来てしまうとのこと。
かたやSさんは普通の身長で、彼のほうが大きいため、
会話をする時必然的に上目になるとのこと。
こうした状況から見えてきたのは、Kさんの場合はその気がなくとも
相手を責めるように聞こえてしまったのかな、ということ。
「メールって読んだ?」
たった一言ですが、早口で上から言われると、カチンとくるのかな
と思いました。
そのことをKさんに伝えてみると、確かに付き合っている時
普通に話をしていても「そんな言い方ないだろ」とよく言われて
いたとのこと。
あーーーー!!と思った瞬間でした。
これは、盲点でした。
メールではご相談者様の口調や声のトーンまでは分かりません。
ですが、話をする時に、相手の口調や声のトーンが与える影響は
とても大きいですよね。
確かに、相手に与える印象の一位は「表情」二位は「口調」
言葉はその次になることも多いです。
ところがどうしても、文章でやりとりをしているので、言葉が
メインになってしまいます。
ですが、相手に与える印象は表情や口調が大きなウェイトを
占めているのです。
これまで何度も、表情についてはお伝えしました。
ですからあなたも、相手に声をかける時に笑顔で話しかけるよう
気を使っていらっしゃると思います。
ただ、もしかして、緊張のあまり早口になったり、
言葉足らずになったり、声が上ずったりしていませんか?
女性のかたは、早口で声が高い、という方も多いかもしれません。
例えば、会話テクニックでよく、相手の言葉をそのまま返す、
という手法を聞くと思います。
例えば、相手が「今日、体調が悪かったんだ~」と言った時に
「体調が悪かったんだー」と同じように返す、というものです。
これも、ゆっくり伝えてあげると、相手は認められている、
分かってもらえている、という安心感を持ちます。
話を聞いてもらえているという良い印象を持ってくれます。
ですが、早口で勢い良く「体調が悪かったんだ!」と言われたら。
何だか体調が悪くてすみません・・・という気持ちになってしまいます。
もっと言うなら「え?体調悪かったの!?」と早口で
突っ込まれたら、
自分のことなのに自信がなくなり「いや、そんなに悪くなかったと
思うんだけど・・」とタジタジしてしまいます(笑)
このように、セリフだけではない部分も、とても重要だと思います。
先のKさんの話には後日談があり、このことに気付いてから
Kさんは、ゆっくり丁寧に話をするようにしたそうです。
甲高い声でまくし立てるのではなく、ゆっくり押さえた声で
話をするようにしたとのこと。
すると、同僚に「最近、良いことあったの?」と聞かれたそうです。
とても穏やかだと言われたと。
そして、彼も穏やかに会話をしてくれるようになったそうです。
もし、あなたが「これ良いな」と思ったとっておきのセリフを
彼(彼女)に投げかけているのに、相手の反応が悪いなら。
話し方を少し見なおしてみると良いかもしれません。
今回は早口のケースでしたが、逆のケースもあります。
相手がテキパキしたタイプだと、ノロノロ話をするだけで
イラつかせてしまうこともあるでしょう。
話のテンポというのは、相性にも影響を与えていると思います。
意外と自分では気付かないので、周囲の方に聞いてみても良いですし
自分で自分の声を一度録音してみるのも面白いと思います。
どんな声で、どんな印象を与えているのか。
そこに意外な復縁のヒントがあるかもしれません。
ぜひ参考にしてみてくださいね!