ご相談を拝見していると、「なんだか自分は都合よく扱われている気がする・・・」と虚しくなってきたというご意見をよく目にします。
あなたは、いかがでしょうか。
復縁の際に、自分はすごく都合のいい感じだな~と情けなくなることはありますか?
もし、そんなふうに感じていらっしゃるのなら、今日のお話を少し参考にしてみてください。
まず、都合良く扱われていると感じるのは、どんなときでしょうか?
・ものすごく気を使って連絡しているのに相手は適当
・相手の予定に合わせているのに、相手はあなたの予定に合わせてくれない
・相手の都合の良いときに連絡が来て、こちらからの連絡はスルーされることがしばしば
・体の関係は要求されるのに、付き合うのはNG
・やり取りがリズムよく続いたり、全く続かなかったり、波がある
などなど。
どうも振り回されている気がする・・・という気持ちになりますよね。
では、こうした状況の場合、本当に相手はあなたを振り回そうとか都合よく考えて対応をしているのでしょうか?
答えは、ちょっと違うことが多いです。
あなたから見れば、何となく悪意ある行為というか、適当に扱われているんだろうなと感じてしまうかもしれません。
ですが、それぞれのパターンで、相手目線で考えてみると必ずしも適当に扱っているわけではないことも多いです。
まず、こちらは気を使って連絡しているのに相手は適当だと感じる。
おそらくこれは、あなたは話題にもタイミングにも気を使っているのに相手の反応がイマイチという場合ではないでしょうか。
わざわざ相手の好きなものを話題にしているのに「ふーん」という反応だったり「今、あんま興味ないんだよね」という反応だったり。
なんだか適当にあしらわれているな・・・と感じてしまいますよね。
ただ、この場合はもしかしたら、単純に本当に今は興味がないという可能性もあります。
あなたが日々変わるように、相手も変わっていきます。
別れて時間が経てば経つほど、相手の環境も変わっていきますし好みなども変わる可能性はあります。
ですから、興味が無いのなら「今は何が好きなの?}と聞いてみても良いと思うのです。
そこで相手の反応がイマイチだからと「嫌がられている?」とすぐに判断してしまい、何も言えなくなるというのはもったいないと思うのです。
突っ込んでみるのはタダですので、「そうなんだ~。今は何を====?」と相手の好みをたずねてみましょう。
ただ、この場合は内容次第では相手をしらけさせている可能性があると思います。
例えば、彼がギャンブル好きで、お付き合いをしていた頃いつもその件で喧嘩になっていたとか、あなたが不満を言っていた、あなたはギャンブルが大嫌いだと何度も言っていた、などなど。
そういったケースで、ギャンブルに肯定的な話を振ってみたところで相手はすり寄っていると感じてしまいますよね。
他の話題にしたほうが良いと思います。
また、他のケースにしても然り。
あなたからすれば都合の良い関係だと思われるかもしれませんが相手からすれば、時間のあるときに気を使って対応している、という感覚かもしれません。
ただ、体の関係については注意が必要です。
男性からのご相談で体だけの関係で困っている、という内容はあまり目にしませんが、女性からのご相談ではちょくちょく目にします。
これは、関係を持つのは気持ち良いからOKだけど、お付き合いをするのは面倒という気持ちがあるかもしれません。
ですがこのケースでも、お付き合いをするのが面倒と思われている原因を解決することがとても大切だと思います。
というのも、全く気持ちのない相手とさすがに関係を持つというのは難しいからです。
関係を持ちたいと思う、気持ちいいと思うのは、それなりにあなたへの愛情があると思います。
ただ、それ以上にお付き合いに対する避けたい気持ちがあるということだと思うのです。
ですから、それを取り除いてあげることで、お付き合いに発展するケースはよくあります。
そして、一番多いケースが、「被害者意識が強い」ということ。
ちょっとニュアンス的には違うかもしれませんが・・・。
自分に対して悲観してしまっている状態、という感じでしょうか。
というのも・・・
本来なら、復縁したいのですから好かれたいと思って行動をしていると思うのです。
片思いのときもそうだと思うのですが、相手に好かれたいと思い、喜ぶことをしてあげたい、合わせてあげたいと思っているでしょう。
復縁の際も同じように、喜ばせたいとか、合わせてあげたいと思っていると思うのです。
ただ、最初はそんな気持ちで頑張るのですが、思うように相手が反応してくれなくなると、徐々に自分の頑張りが肯定的に思えなくなってきます。
こんなに頑張っているのに。
もしかしたら、適当に扱われているのかな。
といったふうに、考えが変化していきます。
やはり、頑張ったら頑張った分だけ見返りがあるべき、と思ってしまうからなのですね。
誰しも自分が大切なので、徐々に相手のせいにし始めてしまうのです。
ですが、そうやって適当に扱われていると考える前に。
やり方が間違えていないか、
期待するタイミングが早すぎないか、
などなど、振り返ってみると良いかと思います。
すると、意外とこうすればよかったのか、とか、こうしたほうが良かったのかな、といった改善策が見えてきます。
都合よく扱われていると思い込んでしまうと、それは見えてこないと思うのです。
相手の反応に対して悲しくなるばかりですよね。
それではもったいないと思うのです。
そんなふうに悲観するよりも、まずは「もしかしたら自分の見方が間違えているのかな」と疑ってみて対応を見直してみましょう。
きっと、意外と自分は大切にされているかも・・・という事実に突き当たると思います。
あなたは、相手からすれば別れたとはいえ元恋人です。
誰しもそうですが、付き合ってきた相手というのは自分の履歴書のようなものだと思うのです。
付き合ってきた相手が最悪な人だと、自分の履歴が最悪になってしまいますよね(笑)
なので、思っているほど、別れた相手を嫌悪している方は少ないです。
あれもいい経験だったとか、別れたけどいい人だった、という気持ちも持っていると思うのです。
無碍に扱うようなことはあまりしないと思います。
大切な存在でもあると思いますので、あまり悲観しすぎずに、少し視点を変えてみてくださいね。
きっと、気づかなかったことに気づけると思います。
頑張っていきましょう。