ご相談やご質問でもよくメールにまつわる内容を頂きます。
最近はLINEなどのメッセージに関するものも多いのですが、
同じ言葉を送るということで、メールでくくらせていただきますね。
さて、このメール。
ほんの些細なことですが、これができる、できない、だけで
印象がガラっと変わることもよくあります。
Aさんと彼は食べ歩きが趣味でした。
お付き合いをしていたころも二人でよく出歩いたそうです。
なので、別れた後も、「ここのお店美味しかったよ」といった
メールを写メ付きで送っていました。
ですが、あまり反応が良くないとのことでした。
彼の好きな料理でメールをしてみても、返事がないとのこと。
そんなに揉めて別れたわけではないし、メールも必ず返事が
来ないというわけでもない、という状態でした。
おかしいな?と私も頭を抱えていました。
そこで、返事が来たもの、来なかったものを整理してみました。
すると、ある共通項がありました。
返事が来たものは、文字だけのメール。
来なかったのものは、写メ付きのメールでした。
それじゃ、お店情報が良くないのか?というと、そうではなく
どうやら意外なことが原因だったようです。
Aさんは、なるべく彼に綺麗な写真を送ろうとして、
写真の画質をとても上げた状態で撮影し、大容量のまま
写真を送ろうとしていました。
実際に送信の際も、かなり時間がかかっていたようです。
なので、受け取る彼の方も大容量で受信するまでに時間がかかり
放っておくうちに返信を送るタイミングを逸していたようでした。
つまり、Aさんとしては、なるべく綺麗な状態で写真を見て欲しいと
思ってやっていたことですが、
彼からすれば、毎回大容量の写真が届くので、パケ代もかかりますし
若干迷惑だった、というわけです。
自宅でWi-Fiのある環境ならばいいですが、Aさんは彼の通勤時間を
狙っていたため、受信環境も悪かったのでしょう。
相手を喜ばせたいという思いはステキなのですが、相手の状況まで
考えが及んでいなかったため起こったすれ違いでした。
その後、Aさんは写真の容量を軽くし、きちんとしたものは
Facebookにアップするようにしました。
そうすると、彼からコメントをもらえるようになり、お互いに
Facebookで繋がることもできました。
Aさんの例はとても分かりやすい話だったのですが、似たことが
あなたの身近でもよく起こっていると思うのです。
毎日生活をしていて「もう少し、ここをこうすれば良いのに」と
思うことはありませんか?
そうしたことが、相手の身にも起こっているかも、と考えてみて
ください。
例えばメールを送る時、質問を最後に持ってくるだけでも
返信率が変わることもよくあります。
特にメールが長い方。
最初に質問をして、他の話題をあれこれ書いていませんか?
基本的に、人は新しい情報ほど頭に残ると思うのです。
ということは、最後に目にした文章がメールでは残ると思います。
質問を最後に置いてみたほうが、相手が返信をする可能性が
高くなるということのようです。
このような話をきくと、もしかしたらあなたも
「言われたらそうかと思うけど、その時は気づかないんです」
と思うかもしれません。
確かに、気づく人、気づかない人、いらっしゃると思います。
ですが、これは性格の問題ではなく、慣れの問題だと思っています。
これまでにもご相談を担当させて頂き、最初は本当に
気遣いができないと悩んでいた方が、どんどん気遣い上手に
なっていった様子を何度も見てきました。
できる、できないという話なのではなく「やろうとするか」
というところが重要なのだと思いました
行動自体はだった5秒程度のことです。
あなたが、メールを送る相手を少しイメージするだけです。
今何してるのかな、どんな状況でこのメールを開くのかな。
想像して、相手にとって気持ちのよいメールを送ってみてください。
それだけでも、返信率は変わってくると思います。
頑張りましょうね!