ご相談を拝見していると、ちょくちょく、こんな内容を目にします。
「彼には新しい彼女がいるけど、自分とも普通にメールしてます。
彼女の話題を振っても流されるので、うまくいってないのでしょうか」
「彼女は彼とはあまり会ってないみたいです。
これはもっと押しても良いのでしょうか?」
などなど。
相手に新しい恋人がいるのに、自分にも連絡をしてくる。
ましてや、何だか少し思わせぶりな態度も見せてくる。
これは、かなり混乱しますよね。
押していいのか、押すとマズイのか。
あなたなら、どうしますか?
まず、このケースの基本スタンスは「やや押し」です。
全力で押してしまうと、相手は「彼女(彼氏)がいるから」
という理由でサクっと逃げてしまいます。
ですから、好意的な態度をこちらも見せるけれど、
「彼(彼女)と別れてよ」とか
「付きあおうよ」といった
迫り方はしないほうが良いでしょう。
そもそも、なぜ、相手はそんな中途半端な態度を見せてくる
のだと思いますか?
沢山の同類のケースを拝見していて、
「恋人がいるのに元恋人に連絡をする心理」
には、いくつかのパターンが有ることに気付きました。
1つ目は『寂しがりや』という理由です。
少し思い出してみていただきたいのですが、彼(彼女)は
連絡にマメなタイプでしたか?
また、イベント好きなタイプではなかったですか?
寂しがりやの場合は、恋人がいても、相手が忙しいなどの
理由から寂しい思いをしていることもあります。
そんな時、自分に好意的なあなたと連絡をすることで
寂しさを埋めている、ということがあります。
この場合は、あなたに好意があるというよりは、単に自分の
寂しさを埋めているという状態です。
ですから焦りは禁物です。
2つ目は『心のバランスを保つため』です。
これは自己評価の低い方に多い状況です。
彼(彼女)は、やたらと自分を卑下する、もしくは自分を
誇示するといったことはありませんでしたか?
「私なんて・・・」という口癖が多かった彼女や
オレ様的な態度だった彼は、可能性があります。
いずれも自分に自信のない方が多いので、付き合っている
相手がいたとしても不安なのです。
そこで、あなたがいることで少し自信が満たされている
のだと思います。
このケースで特徴的なのは、本人がそれに気づいていない
ことが多いです。
なので「キミは俺がいて助かってるでしょ」などとは
間違っても言わないほうが良いです。
3つ目は『相手とうまくいっていない』という理由。
これは、現状をストレートに見てみると、最初に考えられる
理由だと思います。
うまくいっていないから自分に来るのだろう。
この場合は、うまくいっていないので話を聞いてあげて
相手の味方になってあげたなら、自然と復縁という流れに
つながっていきます。
ですが、実際は1つ目と2つ目のケースのほうが多いです。
なので、話を聞いてあげても、軽くプッシュしてみても
相手が自分に振り向いてくれない・・・となってしまいます。
どうすれば、これら3つのケースを見極められるでしょうか。
1つ目の場合は、相手からの連絡に少し間を置いて対応して
みてください。
この時に、相手のテンションが下がっているのなら、
おそらく寂しいから連絡をした、ということが考えられます。
その時寂しかったのであって、今は忙しい、という状況になると
対応がそっけなくなります。
対応に波がある、というのも特徴でしょう。
2つ目の場合は、異性の話を少し持ちだしてみましょう。
何だか前よりテンションが低くなった、という場合は
おそらく不安になったからだと思います。
相手から見てあなたは、自分を特別に思ってくれている人、
でなくてはなりません。
ですがあなたにも他に特別な人がいるかも・・・と思うと
急に不安になるのです。
なので、テンションが低くなった場合はこの可能性が高いです。
3つ目の場合は、相手の恋人を褒めてみましょう。
あなたの褒め言葉を否定したり、曖昧な感じでかわされたら
うまくいっていない可能性が高いと思います。
また、あなたのお願いを聞いてくれたり、あなたに気を使って
くれるのも、3つ目のケースが多いです。
1つ目、2つ目の場合は、自分のために相手は連絡をしているので
あなたの要求に対して渋ることが多いと思います。
最後に、全く友達として気楽に連絡をしてくるケースも有ります。
この場合は、異性の友人が多かったり、過去の元恋人とも普通に
つながっていることが多いです。
いくつか挙げてみましたが、相手から連絡が来る、頼られる
という意味では決して悪い状況ではないと思います。
持って行き方次第で、復縁も近いと思います。
ですが、焦ってプッシュし過ぎると「そういうつもりじゃなかった」
と言われてしまうので、注意も必要なケースです。
自分のパターンはどれなのかな、と少し考えてみて
ぜひあなたの復縁に役立てていただければと思います。