お付き合いをしていると、恋人に「こんなふうにしてほしい」という希望があると思います。
自分はなるべく相手の希望を叶えようとしているので、相手にも同じように自分の希望を叶えてほしいと思うでしょう。
しかし、思うように相手が動いてくれないということが多々あるものです。
そのうち、思うように動かない相手に対してストレスが溜まったり、つい文句を言ってしまい衝突したり。
そうして別れに至ってしまったという方も多いと思います。
例えば「休みの日はなるべく一緒に過ごしたい」と訴えているのに、何かにつけ用事を入れて、なかなか会えないとか。
「連絡ができないなら事前に伝えてほしい」と言ったのに、やっぱり急な用事で連絡がつかなくなったり。
約束をしても絶対に時間に遅れる。遅れるなら遅れるで事前に伝えてくれたらいいのに、何分も待ちぼうけさせられる。などなど。
どうしてたったこれだけの要望すら聞いてもらえないのか、と思うことでしょう。
ですが、同じようにおそらく相手にも言い分があると思います。
それを言うのが面倒、もしくは自分勝手だろうなと思って言わないのではないでしょうか。
例えば、休みの日はなるべく一緒に過ごしたいと訴えてみたところで、休みの日に一緒にいても特に何をするわけでもなく、自分にはやりたいことがあるのに…という思いがある方もいます。
有意義な過ごし方をするのなら良いけれど、ただ家でダラダラしたり、どことなくぶらぶらとでかけたり。
目的がないのになぜ?と思っているかもしれませんよね。
一緒に過ごしたいと思う側からすると、何をしなくても幸せという気持ちがあるかもしれません。
けれど、相手は一緒にいるなら何かしたいと思うタイプかも知れません。
となると、訴えてみたところで「一緒にいても特にすることないしな」と思い、他の用事を入れるのかもしれません。
これは愛情が多い、少ないの話ではないと思うのです。
「時間の使い方」という価値観の差だと思います。
では、どうすれば「一緒にいたい」という要望を叶えられるのか。
それは、相手が一緒にいて有意義だと思う時間を提供する、一緒に過ごすということだと思います。
あなたは一緒にいられます。相手も有意義な時間になります。これで解決です。
連絡ができないなら事前に伝えてほしいという場合。
もしかしたら、連絡ができないなら取り込んでいると察してほしいと思っているかもしれませんよね。
であれば、「何かあったかと心配するから」と伝えておくと良いと思います。
それで心配をかけるのは悪いなと思えば連絡をしてくるでしょう。
逆に、「何もないし、心配しなくていいよ」と言うかもしれません。
であれば、それをそのまま聞いて「じゃあ連絡がないときは取り込んでると思うようにするから、落ち着いたら連絡くれる?」と伝えておくと良いでしょう。
この「思うように動いてくれない」の根底にあるのは、自分の理想だと思うのです。
「自分はこうしてほしいと思っている。だからそうすべき。」という、何だか相手からするとしんどい要求かもしれません。
この間にもうワンクッション入れてみましょう。
「自分はこうしてほしいと思っている。あなたはどう思う?」
相手の気持ちを踏まえて、お互いが満足という案を見つけていくと良い関係が築けると思います。
ただ、ここで一つ注意点があります。
「あなたはどう思う?」のときに、自分の理想を押し付けてはなりません。
どう思う?と聞きつつ、相手に意見をさせないような圧を与えてしまうと、相手は言いたいことが言えなくなります。
例えば、
「自分は毎日連絡してほしいと思ってる。できないなら付き合っていくのは難しいかもしれない。あなたはどう思う?」
と聞いたら。
毎日連絡しないと別れる、という遠回しな圧を感じるでしょう。
別れるのはなぁ…と思うので「頑張ってみる」と言うしかなくなります。
ですが、実際は毎日連絡できないことがあるでしょう。そのときに「毎日連絡するって言ったじゃない」と責めたところで、相手は腑に落ちません。
ですから、あなたはどう思う?と聞くのであれば、自由に答えられる状況で聞いてあげてください。
相手が正直に話しやすくするのであれば
「自分はこうしてほしいと思う。でも絶対ということではない。あなたはどうしたい?」
と聞いてみます。
自分は思っているけれど、その意見を通す気はないから話してほしい、というニュアンスで尋ねてみると、より本音に近いことが聞けると思います。
大切なことは、押しつけではないということ。
このメルマガを始めた当初、書かせていただいたことがあります。
北風と太陽という話です。
こうしてほしいと思うのであれば、「こうしろ」「こうしろ」と伝えて動かすのではなく、自発的に相手が動くようにするにはどうすれば?と考えること。
これはサラっと書いていますが、そんなに簡単なことではないと思います。
相手と自分は違う生き物ですから、自分ならこう言ってもらえたら動く、と思うことでも動いてくれないことがあるでしょう。
ですが、そこを投げ出したり諦めるのではなく、大切な人なら分かり合おうとすることが重要だと思います。
これは復縁の道中でも同じです。
なぜ連絡をくれないのか、返信をくれないのか。
自分の何が悪いのか。
それも大切ですが、じゃあ相手はどうして欲しいのか、どうすれば相手は動くのか。ということを考えるほうが大切です。
よく分からなーい、という方もいらっしゃるでしょう。
正解はないですが(相手ではないので)、仮説は立てられます。
ですから、まずはその仮説をもとに動いてみます。
それで反応が良くならないのであれば、その仮説は間違えているということ。
違う仮説を立ててみます。
そうして少しずつ不正解を省いていくと、正解に近づいていくはずです。
できない、わからない、と考えることを放棄せず、考えてみましょう。
きっと復縁までの正解の道があるはずです。
応援しています。
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