あなたは、復縁のために行動したことで、「これは失敗だった」と後悔していることはありますか?
ご相談を拝見していると、「先に浅海さんのノウハウを知っていれば良かった」というご意見をよく目にします。
その後悔に、実はある共通項があります。
それは何かと言うと、
「普通の恋愛と同じように復縁を進めようとしてしまった」
という点です。
例えば、好きということを何度も伝えてしまった。
もしこれが片思いなら、好きと言われて嫌な気分になる人は少ないと思いますので、意識するようになり、恋に発展、なんてことも考えられます。
ですが、これが復縁となると、好きと伝えることはとてもリスキーです。
なぜなら、好きと言われてもその気持ちに応えられないと相手は感じ、余計に距離を置こうとしてしまうからです。
このように、片思いを成就させようとするときと、復縁を成就させようとするときは、色々と異なる点が多々あります。
今回は、そうした違いについてお伝えしたいと思います。
もし、あなたが恋愛と同じように復縁を進めようとしているのなら、少し待ったをかけて参考にしていただければと思います。
★好きの伝え方の違い・・・・・・
上に書いたように、好きと伝えるのは、復縁ではちょっと慎重になったほうが良いです。
タイミング次第では余計に距離を置かれてしまうからです。
では全く好きという言葉を伝えないのかというと、そうではありません。
伝え方を少し変えてみると良いです。
ただ「あなたが好き」と言ってしまうと告白になってしまいますので、あなた全体が好きというニュアンスにならない伝え方をしましょう。
例えば「あなたの前向きなところ、好きだな」とか「あなたの仕事の姿勢は好きだな」とか。
相手の全部が好きということではなく、具体的に伝えてみます。
あなたもおそらく、あまり親しくない人からいきなり「あなたのこと好きだな」と言われると、少し警戒すると思うのです。
ですが、「あなたの服のセンス、好きだな」と言われたらどうでしょう?
なんだか嬉しくなりませんか?
部分的に伝えるだけであれば、不快感が薄いですし、むしろ喜んでもらえます。
あなたが好き、と伝えるのはタイミングが重要なので、普段遣いはNGです。
★予定を把握しない・・・・・・
恋人同士だったり、片思いだったら。
自分が何気なく発した言葉を覚えていてくれたら、嬉しくなりますよね。
ちらっと「今度の休みに美術館に行こうかなー」と話した内容を、覚えていて「どうだった?」と聞かれたら「そんな些細なことを覚えててくれたんだ!」と思うでしょう。
また、あなたの忙しい時期を把握していたり、習い事の曜日を覚えていてくれたり。自分のことを知ってくれていると、愛情を感じると思います。
ですが、これが復縁となると少し違います。
特に別れ際にもめて自宅まで押しかけた、しつこく何度も連絡した、といった経緯がある場合は、特に要注意です。
「あなたは日曜日は○○だよね」など予定を把握しているような発言をしてしまうと、警戒されかねません。
それから、別れたのだからもう忘れてほしいと思われてしまうこともあります。
どこで、何を、誰と、といった予定を把握しているというのは好まれないので、気をつけましょう。
★あなたのこと、分かってる・・・・
上と似ていますが、あなたのこと分かってるよ、という発信もNGです。
恋人同士や片思い中なら、分かってると理解を示すことは距離を縮める手段になると思います。
あなたも気になる人に「あなたは頑張り屋だよね。」と他の人が気付かないようなあなたの長所を指摘してくれたらどうでしょう。
この人、良い人だ。この人、自分のこと分かってくれてる。と感動するのではないでしょうか。
復縁の際にも、この手段がとても有効で使ったほうがいい場面もあります。
ですが、タイミングによっては嫌われるケースもあります。
「別れたのに知ったふうな口をきかないで」と思われてしまうのですね。
なので、「知ってるよ」「分かってるよ」というアピールはタイミングに気を使ったほうが良いです。
★あなたは特別・・・・・・・・・・
片思いやお付き合いをしているときなら、特別扱いをされると嬉しいと思います。なんだか大切にされている気がすると思うのです。
例えば、気になる人にさり気なく触れてみる。さり気なく親切にしてみる。
グループでワイワイやっているときなら、ちょっと頑張って横の席を確保する、など。
相手が「なんだか特別扱いされてる?」と感じると意識し始めますので、恋の取っ掛かりには有効な場合も多いと思います。
ですがこれが復縁となると、真逆の効果を生んでしまうことも多いです。
「もう別れたんだから、そういうのやめて」と思われてしまうのですね。
また、未練があるのかな?と思わせてしまい、相手に警戒される可能性もあります。
なるべく特別扱いは避け、普通に接していくと良いと思います。
ただこれまで特別扱いが当たり前だったという状況の場合は、急に普通に接してしまうとかえって逆効果になることもあります。
相手との関係性によるので、一概にこうとは言えませんが、基本的にはフラットな対応をしたほうが良い場合が多いです。
★私(俺)ってこうだから・・・・・・・
自分の話をして喜んで聞いてくれるのは、相手も好意があるから、というケースが多いです。
あなたもそうだと思いますが、興味のない人の話は楽しくないと思いませんか?
特に自分とは何の接点もない趣味の話やテレビの話題、仕事の話などは、おそらく相槌を打っているだけであまり耳に入っていないことも多いのでは?
お付き合いをしているときや、片思いのときは、相手もあなたのことを知りたいなと思ってくれているので、あなたの話をすると距離が縮まることも多いです。
ですが、復縁となると「そんな話しされても・・・」と思われてしまいます。
こちらも状況によりけりですが、別れて相手が距離を取ろうとしているときに、なんとか距離を縮めようと自分の話をしてしまいがちです。
ですが、あまり興味が無いので相手は面倒になってしまうのです。
復縁の際には、基本的に相手の話題ベースでやり取りを続けられたほうが良いでしょう。
あなたも自分の話を聞いてくれる人は好きだと思います。
相手も同じように、自分の話を聞いてくれる人は好意を持ちますし「この人は話しやすい」「この人とはやっぱり何でも話せてしまう」と感じさせます。
聞き上手になることも大切なポイントだと思います。
さて、大まかに5つほど復縁と片思いの違いについてお伝えしました。
違いをよく理解して、復縁の進め方で上手に進めていただければと思います。
頑張っていきましょうね。