ご相談を拝見していると、相手から自己中心的だとか、自分の意見ばっかりと言われて別れを告げられたというケースを目にします。
特に男性に多いのですが、中にはモラハラと言われてしまったケースもあるようです。
ですが、自分の意見を言わなければ、それはそれで「意見がない」「つまらない」と言われてしまいますよね。
一体、「自分の意見を持っている」と好意的に受け止められるケースと「自己中心的」と言われてしまうケースには、どんな違いがあるのでしょうか。
まず、相手に意見を求められたとき。
こんなことはありませんでしたか?
ご相談者のKさん(男性)は彼女から職場で嫌がらせを受けているという相談を受けました。
年上の先輩女性が面倒な仕事ばかり押し付けたり、上司に彼女のことを悪く思われるような報告をしたり。
なぜその先輩女性に嫌われてしまったのかは分からないのですが、毎日が辛いという話だったそうです。
Kさんは、社会に出れば少なからず合わない人も出てくるという話をしました。
が、彼女は浮かない顔をしています。
もっと分かりやすく言うとね・・・と例を出しながら、合わない人ともうまくやっていくための話をしました。
Kさんとしては彼女の話を聞いてあげたし、相談にも乗ったし、自分はいい彼氏だと思っていたそうです。
ですが結果的に、話が合わない、人の話を聞かない、と言ってフラれてしまいました。
どうすることが正解だったのか、というご相談をいただきました。
あなたにもそんなご経験はありますか?
どうするのが正解なのか。
実は、正解は一つではないのです。
唯一の正解は「相手がどうしてほしいかを考える」ということ。
話を聞いてほしいのなら、話を聞くべきですし、解決したいと思っているのなら、解決できるように動いてあげることが大切です。
ここがポイントです。
よくご相談で目にするのが、相談を受けて口先で済ませているケースです。
じゃあこうすればいいんじゃないの?と提案して、相談に乗ってあげたと思っています。
ですが、この場合、相手が求めていることは何でしょうか。
ズバリ、「解決すること」なんですね。
ですから、具体的に解決できるように動いてあげることがとっても大切なのです。
先のご相談を例えに考えてみましょう。
Kさんの彼女は先輩女性からの嫌がらせを解消したいと思っています。
もっと大人になれという持論ではないのです。
ですから例えば、同じような環境の女性がいてどうやって解決したのかを教えてあげたり、実際にその先輩女性を交えて一緒に飲みに行こうと誘ってみたり。
または、もっと上の上司に訴えてみて、それで関係がさらに悪化してしまったら辞めたらいい。責任は自分が負うから支えるからつらい思いをしなくていい、と伝えてあげるなど。
もしあなたが彼女の立場だったらどうでしょう。
そのように言われたら嬉しいのではないでしょうか。
しんどいのに「そんなのは当たり前。もっと頑張れ」と言われてしまうよりもいいと思います。
このように伝えたなら、意見の押し付けと思うでしょうか。
これが、こうすればいい、解決すればいい、と口だけなら「意見の押しつけ」です。
ですが、自分も一緒になにかしてあげる、自分が責任を負って支えるから、と伝えてあげたなら、それはとても心強いですし、押しつけとは思われないでしょう。
相談を受けたときの対応は、他にも色々なケースを目にすることがあります。
またの機会にまとめてお伝えできればと思います。
次に、意見の押しつけと思われるのが、好きなものを紹介するときです。
あなたと恋人は他人ですから、好きなものが違うこともあるでしょう。
中には、好きなものが同じという共通項から惹かれ合ってお付き合いをスタートさせるというケースもあると思います。
ですが、何もかも趣味が同じというケースは稀で、やはり意見が合うとき、合わないときがあるでしょう。
そんなときに、自分の好きなものを相手も好きになってほしいという理由から、たくさんオススメしてしまっていなかったでしょうか。
相手が興味を示してくれたから、とご相談いただくこともありますが、相手も大人ですから、好きな人の好きだということに対して拒否はしません。
ですが、積極的に動こうとしないなら、明らかに興味がないと思ったほうが良いです。
ですが、表面上で相手が合わせてくれていることに気づかず、興味を持ってくれたのだと押し付けてしまうケースをよく目にします。
例えば、好きな漫画などを貸してあげて、読んだ?いつ読むの?としつこく聞いてしまったり。
それは貸してと言われてから貸せば良いでしょう。
貸してと言わなかったということは、行動に起こしていないので、相手は興味がないということなのですね。
ですが、こちらとしては興味を持ってくれたのだと思い、親切心からあれこれしてしまいます。
それが相手からすると押し付けだと思われてしまうのですね。
判断基準としては、相手が行動したかどうか。
表面上の言葉だけで判断をしないほうが良いと思いまs。
このことを分かっている人は、相手が興味なさそうだなと察知し、自分が好きなものでも押し付けようとはしません。
あなたもそうだと思いますが、友達が何かのサークルに入っていて、あなたを誘ってきたとします。
例えばダンスサークルでも良いでしょう。
ですが、ダンスが好きではなかったり、興味がないのに積極的に参加しようと思いますか?
一度はおいでよ、と友人が好意で言ってくれているのがわかれば、おそらく断ったりせずに
「そうだね。時間が合えばまた」
と社交辞令で伝えるでしょう。
同じように、相手もあなたが好きだからこそ、あなたが良いというものに対してNOとは言わず、良いねと答えてくれていたのです。
こうしてみていくと、お気づきだと思いますが、やはりポイントは
「相手がどうしてほしいのか」
ということなのです。
それを見極めるためには、やはり相手の話をよくよく聞いてあげたり、相手の行動をよくよく観察しておく必要があるのですね。
ですが、つい相手のことを分かっているという思い込みから、自分の推測で動いてしまうことがあります。
それが積もり積もって、「押し付け」と言われてしまうのだと思います。
これは復縁の最中でもとっても大切なことだと思います。
ぜひ、相手がどうしてほしいのか、ということを考えて動いていきましょう。
頑張っていきましょうね。
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