ご相談を拝見していると、彼(彼女)に嫌われてしまった、と落ち込んでいらっしゃる様子をよく目にします。
確かに、振られてしまった場合、相手に嫌われてしまったと感じるのは仕方ないことと思います。
もし、あなたも同じように、相手に嫌われてしまっていると落ち込んでいらっしゃるのなら、ぜひ今日の話を参考にしてみてください。
まずあなたに考えてみていただきたいのは、
「本当に嫌われている?」
ということです。
というのも、振られた側の「嫌われている」という感覚と振った側の感覚というのが少し違うことが多いからです。
嫌われていると感じてしまっている場合。
どんなイメージでしょうか。
おそらく、大抵の方は自分の経験則から考えると思います。
これまで自分が「嫌い」「苦手」と感じたときの感情を思い出していると思います。
例えば、告白をされたけど、とてもじゃないが好みではなく迷惑だったとき。
苦手だ、避けたい、嫌いだ、という感覚に陥ると思います。
もしくは、社内の同僚でどうしても合わないという相手だったり、嫌なことをしてくるから嫌いという相手だったり。
そういう、嫌悪感というのをイメージしているケースも多いと思います。
ですが、実際に復縁までの過程を拝見していると、別れたあと元恋人が「嫌い」と言うときの感情は、こうした感覚と少し違うことが多いです。
嫌悪感の嫌いというのとは違うのですね。
確かに、別れ間際は本当に嫌だと思っているでしょう。
なぜなら、そのくらいのパワーが無いと別れるということには至らないからです。
とにかく別れたいという一心で、それを受け入れない恋人に対してひたすらイライラしています。
そのときには、嫌悪感を持っているかもしれません。
ですが、その後落ち着いたとき。
または、そこまでこじれていない状態で別れ話をしているとき。
実は、あなたが思っているほど相手はあなたに対して嫌悪感を持っていないことが多いです。
それは別れたあとも同じです。
とはいえ、ご相談を拝見していると、とにかく素っ気なかったり、冷たい態度を取られたり、酷い対応をされているケースをよく目にします。
ご相談者様は、そこまでされるということは、本当に心底嫌われたのだ、と落ち込んでいらっしゃいます。
ですがそうではないのです。
心底嫌っているのではなく、それは、ご相談者様の好意が見えてしまっているので、相手は「もう別れたんだよ」ということを分かってもらいたくて態度が硬化していくのですね。
磁石のS極同士をイメージしてみていただきたいのですが、近づくと離れます。
近づかなければ、動くことはないのに、近づくから離れていくのですね。
同じように相手も、嫌っているのではなく、好意が見えるから離れようとして冷たい態度になってしまうのだと思います。
好意が磁力だと思っていただければいいでしょう。
ということは、好意を見せなければ、相手は離れていかないということなのです。
その理由が、「あなたの感覚ほど嫌っていないから」なのですね。
なぜかというと、一度は付き合うほど好きだったからです。
自分が好きになった相手をあまり否定すると、自分の感覚を否定することになります。
あまり自分を否定することはしたくないので、大抵の人は、自分が好きになった相手のことは認めています。
好きになるべくして好きになったと言い聞かせていますし、あなたのいいところもたくさん知っています。
そのことまでは否定していないのです。
ですから、大嫌いと口で言うほど、本当に嫌悪しているケースは稀です。
ちなみに、稀でも大嫌いになっているケースもあります。
例えば
・浮気がバレて振られた
・相手に近い人があなたを嫌悪していて、常にあなたの悪口を吹聴している
・モラハラ、DVなどの被害を受けたと思っているケース
などです。
こういう場合は、「自分は目が覚めた」と感じているので、あなたのことを好きだった自分がおかしかった、という認識です。
ですから、好きだった感情自体が間違いだったと思っているので、嫌悪しています。
ただこうしたケースは稀ですので、大抵の場合は、あなたを好きだった自分を認めています。
ということは、あなたの魅力だってちゃんと認めています。
魅力もきちんと分かっているので、そこまで嫌悪することはないのですね。
もし、あなたが相手に嫌われていて、絶望的だと思っていらっしゃるのなら。
意外とそうではない、ということを知っていただければと思います。
可能性がないということでななく、やり方次第ではちゃんと復縁だって掴むことができるのです。
ぜひ前向きに頑張っていきましょう。
▼
連絡の取り方を失敗すると、好意がダダ漏れになって復縁まで遠回りになります。
連絡の取り方、頻度はとても重要です。
もし自己流では不安という場合は、参考にしてみてください。
復縁の最初からゴールまで詳しく解説しています。
専用ページはこちらから。