ご相談を拝見していると、彼(彼女)に
「もう前に進もうよ」
ということを言われたという内容をよく目にします。
前に進もうよというのは、新しい恋をしろということなのか?と悩んでご相談をいただくことが多いのですが、ここで言う「前に進む」というのはどういうことなのでしょうか?
また、なぜそんなことを言われるのでしょうか?
あなたも少し考えてみていただきたいのですが、前に進もうという声を掛けるということは、どういう状況の人に向かって声掛けしますか?
大抵の方は、おそらく相手が「そこに留まっている」と感じたときではないでしょうか。
何か悩み事があり、同じところをグルグルしているように見えてしまったら「前に進んだら?」と言いたくなるのではないでしょうか。
ということは、もしあなたが彼(彼女)に「前に進んだら?」と言われたとしたら、相手から見たときにあなたは、留まっている人に見えてしまっているということだと思うのです。
そして、留まっている場所というのが「別れた時点」だと思うのです。
その地点にあなたがいるように見えているということ。
これは実は、少し問題なのですね。
なぜなら、あなたがあの頃と同じようにまだ相手のことを好きで、まだ別れを引きずっているように見えているということ。
相手はもう進んでいると思っているので、あなたとの距離がどんどん開いてしまっていますよね。
実際にもし、あなたが別れを引きずっていたり、相手のことを好きだったりするのは全く構いません。
ですが、それが相手にバッチリ伝わってしまうことが問題なのです。
せっかく距離を縮めたいと思っているのに、相手との心の距離がどんどん開いてしまいます。
ですから、あなたの本心は違ったとしてもなるべく相手にはそれが伝わらないようにしたほうが良いと思います。
あなたも進んでいるように見えていること。
そして、進む先は相手と同じ方向だとなお、距離は縮まっていくと思います。
ではなぜ、別れた時点に留まっているように見えてしまうのか。
どうすれば、本音はさておき、相手には進んでいるように見えるのか。
なかなか本心を隠して気持ちのないふりをするのは難しいと思います。
どこか不自然な対応になってしまうのもよく分かります。
答えはここなのですね。
気持ちのないふりをするのが難しいので、ボロが出ないように関わりを薄くしておくことが大切だと思います。
近くから見ると、細かい粗が目についてしまいます。
ですが、少し遠巻きに見ると、細かい粗には目が向きません。
ですがから、あなたも彼(彼女)に近づきすぎないことが大切だと思います。
ある程度距離を置き、あなたの気持ちが見えない程度の対応をしておくことが大切だと思います。
ですが、どうしても復縁したい側は逆の対応をしてしまいます。
相手がまだ好きなので、どうにかして近くに行こうとします。
どうにかして連絡をとったり会ったりしようとします。
そして実際に会うと、相手からあなたがよく見えるので「あ、まだ引きずってるんだな」とすぐバレてしまいます。
そうして、冒頭にあったように「前に進んだら?」というセリフが登場するのですね。
ではこれを逆にするとどうでしょうか。
好きだけれど今は一定の距離を保ってみます。
相手からすれば必要以上に近づいてこないので、あなたも落ち着いたのだろうと感じます。
自分も落ち着いてきているので、あなたと同じということになります。
あまりコンタクトも取らないので、あなたの実際のことはよく知りません。
思い出の中の好きだったあなたが徐々に蘇ってきます。
久々に会ったときに「素敵になった?」と思うことでしょう。
気持ちとしては会いたいし、連絡を取りたいのもよく分かります。
つながっていないと忘れられそうとか、他の人に気持ちが行きそうという焦りもよく分かります。
ですが、会わない、連絡を取らない間に相手の気持ちにも変化が生まれたり、冷静に見たときに好きだったなという気持ちが残ったり、悪いことばかりではないことも多いのです。
そして、自分の気持ちに反して、相手ありきで考えて距離を置ける、ということは、あなたも十分に成長している証拠です。
気持ちは別れた時のままだったと思うかもしれませんが、実際にはちゃんと前に進んでいますし、相手の印象も悪くなることはないと思います。
「前に進もうよ」と言われてしまったら、言われてしまったご自身の対応を少し振り返ってみて、対応を変えてみましょう。
きっと復縁にも近づいていけると思います。
頑張っていきましょう。
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でも距離をおいてしまうと、そのまま終わってしまいそう。
そこからどうやってまた距離を縮めていけば良いのか分からない。
などなど、復縁の「なぜ」「どうすれば?」に答えるマニュアルです。
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