人はあるものを無いように見せることも、
無いものをあるように見せることもできない
という言葉をどこかで聞いたことがあるような気がしますが。
ご相談でも多いものに
「好きな気持ちを隠すのが難しい」
という内容があります。
あなたはいかがでしょうか。
別れた彼(彼女)に自分のまだ好きな気持ちを上手に隠せて
いらっしゃるでしょうか。
「え?好きな気持ちって隠さないといけないの?」と思われた方。
復縁の場合には、好きな気持ちを前面に押し出さないほうが良い
場合が多いのです。
というのも、復縁したいとあなたが思っている段階で、おそらく
「あなたは復縁したい」けれど「相手は復縁したくない」という
状態だと思います。
あなたと相手の気持ちが同じ方向性ではないのですね。
ですから、あなたが復縁したいと思っていても、相手は無理と
思っている。
その状態で、好きという気持ちを押し出しても、相手は
「今はそれに応えられない」と感じて離れよう離れようと
してしまいます。
ですから、好きな気持ちをどんどん押し出すことが逆効果になって
しまうケースも多いのですね。
ですから、もし今、別れた彼(彼女)に復縁を全力で迫っている、
という場合は、少しタイミングを見計らったほうが良いかもしれません。
さて、話を戻しますと・・・
もし、好きな気持ちを隠すのが難しいな・・・と感じている
のなら、今日の話を参考にしていただければと思います。
そもそもなぜ、好きな気持ちを隠すのは難しいのでしょうか。
「好きだからドキドキしたりいつもの自分ではいられないから」
「つい嬉しい顔になってしまう」
などなど。
隠そうとしても自然とそういう状態になってしまう
という方もいらっしゃると思います。
こうなってくると自分ではどうしてもコントロールできないと
思ってしまうかもしれませんよね。
ですが、少し考えてみてください。
気持ちというのは目に見えません。
ですから、どういう状態がバレていて、どういう状態が
バレていないのか、というのは人それぞれです。
物理的にそこに存在するものであれば、ある、ない、という
ことを誰でも目で見て分かります。
気持ちは見えないので、ある、ない、というのはその人の
感じ方次第になってしまうのですね。
ということは、あなたにとって隠せていないと思っていても
相手からすれば、あなたの気持ちは見えていないかもしれません。
逆に、あなたは隠していると思っていても、相手にはバレバレ
なのかもしれません。
怖いことを言い出した・・・と思われるかもしれませんが(笑)
大切なことは、隠そう隠そうとするより、「見えなくしよう」と
発想を変えてみる、ということです。
結局、好きな気持ちというのは隠そうと思っても隠せないものですし、
相手もあなたも、見えないものなのでよく分かりません。
そこで少し発想を変えてみるのですね。
無理に隠そうとするよりは、うまくカモフラージュしようと
考えてみましょう。
すると、方法が少し変わってきます。
例えば、好きな人の前に出ると、思わず顔がほころんでしまって
どうにも隠せない・・・という場合なら。
いつも笑顔でいるといいと思うのです。
他の人と話をするときにも、朗らかに対応をすれば、彼(彼女)の
前だけで笑顔になってしまう、ということは避けられますよね。
好きだからドキドキして落ち着いて対応できない、という場合は。
誰に対しても落ち着いた対応をしなければ良い?と思われる
かもしれませんが。
それだと、あなたの印象が「落ち着きのない人」となってしまい
印象が悪くなってしまいますね。
ですから、落ち着いた対応ができないのなら、対応しない。
無理にあなたが対応しなくても良いことなら、他の方にお願いを
してしまったほうが良いでしょう。
例えば仲間内で遊びに行くとき。
連絡係はあなたがしなくても、他の友人にお願いをしたほうが
無難だと思います。
カモフラージュが難しいことは、避けてみましょう。
他にも、好きだから心配してしまう、と思われるのなら。
他の人も心配している様子を見せていくと良いでしょう。
SNSなどで体調を気遣うメッセージをあえてアップするとか。
とにかく、隠せないなら、見えないようにしてしまうのが
バレない方法の一つです。
やはり目に見えるものを隠すだけなら、どこかにしまっておけば
良いのですが、気持ちというのは見えませんよね。
見えないだけに、どうなれば見えているのか見えていないのか
ということもよく分かりません。
ですから、あちこちで同じ現象を発生させてよく分からない、
という状態にしてしまえば良いと思います。
ただ、一つ朗報です。
あなたが隠せないと思っているように、相手も確信を持って
あなたがまだ自分のことを好きだと思っている、とは
感じていないことが多いのです。
どういうことかというと、あなたは「バレたかな?」と思って
いても相手はそうでもないということ。
あなたもそうだと思いますが、相手からの好意というのは
ストレートには感じづらいですよね。
嫌悪感というのは、素直に感じると思います。
「あの人、自分のことを嫌ってるかもしれない・・・」
これないは素直に反応できます。
ですが、「あの人、ひょっとして好きなのかな?」ということに
関しては、謙遜したい気持ちが働きます。
「いやいや、そんな思い上がりは・・・」とつい打ち消して
しまうことはないでしょうか。
ですから、好意というのは話半分くらいに受け止めてしまうことが
多いと思うのです。
彼(彼女)も同じで、「まだ好きなのかな?」と感じつつも
「いやいや、あんなに酷い別れ方したんだから」と打ち消して
いることも多いのです。
こちらが思っているほどに、相手には伝わっていないという
ことも多いです。
こちらが「好意がバレるかも」と警戒しすぎると、かえって
変な対応になってしまいます。
まずは肩の力を抜いて。
・隠そうとするより、「見えなくしよう」と考えてみる
・思っているほど伝わっていない、と考えてみる
この2つを意識して気楽にやっていきましょう。
相手が嫌がるのは、あなたからの好意ではなく、好意に応えて
ほしいと思われることです。
そして、好意を感じると自然と応えることを要求されている
ように感じてしまうので警戒されるのです。
ここをうまく理解して、好きという気持ちが相手にとって
「よくわからないな」という状況に持っていけるとベストです。
頑張っていきましょう!
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こういうケースではなく、
もし、別れ際に揉めに揉めて、あなたがとても縋っていて
「絶対に諦めないから」とか「ずっと好きでいるから」といった
宣言をしてしまっている場合は別です。
すでに警戒してしまっているケースは、むしろ相手は
あなたがまだ好きなんだという気持ちで接しています。
ですから何をしても、あなたが未練があるという前提で接して
しまうので話が変わってきます。
すでに警戒されてしまっていたら?
そんな場合もこちらをご覧になると参考になると思います。