彼(彼女)と別れた後、相手が新しい恋人を作り、さらに結婚を考えていると言われてしまったなら…。
あなたならどうしますか?
もうムリだ…と諦めるでしょうか?
今回ご紹介する事例は、そんな状況から大逆転して彼とご結婚をなさった方の復縁事例です。
『今の恋人と結婚すると言われてしまったら?』
27歳女性Fさん
Fさんと彼は結婚を前提にお付き合いをしていました。
もともとFさんの彼は結婚願望が強く、妻には家庭を守って欲しいという古風な考え方の男性でした。
彼は母子家庭で育っており、お母様がいつも働きづめで自宅にいないことを寂しく思って育っていました。
そんなことからも、母親は家にいて欲しいという考えでした。
しかし、Fさんは自分のキャリアアップも大切だと思っていました。
Fさんの実家は共働きで、お母様は病院の婦長さんでした。バリバリ働き、父親も家事を手伝いながらFさん兄妹を育ててきました。
そんな背景で育った事もあり、共働きでもやっていける、という考えがFさんにはありました。
ですから、いつも結婚の事で彼と喧嘩になっていました。
Fさんは、本当に好きなら彼も分かってくれると思っていました。
いつものように結婚の事で言い合いになった時、彼は
「もういい。疲れたよ。これじゃ平行線だ。お互いに考え直そう」
と言い、帰ってしまいました。
Fさんはそのうち機嫌も直るだろうと思っていましたが、その後彼と連絡がつかなくなりました。
メッセージを送っても返事なし。電話にも出ない。
これまでも喧嘩は何度もありましたが、連絡が付かなくなることはありませんでした。
さすがにおかしいと思ったFさんは、彼の自宅へ行きました。
すると、彼に別れを告げられました。
「ずっと考えていたんだけど、将来が見えないのに付き合えない」
Fさんは何度も考え直すように言いましたが、彼はNOでした。
しばらくFさんは抜け殻のような日々を送っていましたが、やはり彼のことが好きだと思いなおし、1ヶ月後、彼に復縁を申し出ました。
しかし答えはNO。
それならば、とFさんは「せめて友達でいようよ」と言ったところ、彼は渋々応じてくれました。
とはいえ、メッセージを送っても返信は滅多に来ませんでした。
別れて3ヶ月ほど経過した時に、Fさんは私のマニュアルに出会い、半年後にご相談を頂くようになりました。
その時は、彼には怖くて連絡できないとありました。
もう2ヶ月以上連絡をしていないとのこと。
そこで、まずは彼に連絡をするように伝えました。
なかなかFさんは勇気が出なかったのですが、思い切ってメッセージを送ってくれました。
すると、彼から「言っておこうと思ったんだけど、彼女ができた」と返信がありました。
そこでFさんは彼に電話をし、いつから付き合っているのかなど雰囲気が悪くならない程度に聞きました。
付き合い始めたばかりだけど、お互いに年齢もあるし、結婚も考えているとのことでした。
新しい彼女は派遣業で専業主婦になることも気にしない女性。自分には理想的、とのことでした。
Fさんは勝ち目が無いと落ち込んでいました。
ただ、私はまだ可能性は捨てきれないと思っていました。
その理由は
・彼が正直に話してくれたこと
・連絡を拒否するなど、嫌悪している風ではないこと
・結婚を考えているだけで、まだ具体的には決まっていないこと
こうして復縁相談をしていると、結婚間際の別れは本当に多いです。Fさんカップルも同様に、結婚の話からこじれています。
つまり、彼と新しい彼女も、結婚の事から揉める可能性もあると思っていました。
何とかFさんを勇気付け、彼に連絡を取り続けるよう伝えました。
なるべく気の合う古い仲間、という感じで女性を感じさせず、気楽に連絡を取り合えるように努力してもらいました。
Fさんは辛かったでしょうが、頑張って彼と明るく連絡を取り続けました。
そのうち、彼から彼女との結婚について具体的に話が出るようになってきました。
どうやら、自分の母親と折り合いが悪いとのこと。
母親は、Fさんのほうを気に入っているということ。
また、彼女は仕事に執着も無いが、彼の仕事にも理解が無いとのこと。
残業で忙しくなると怒ったり、デートがキャンセルになると連絡がつかなくなったり。
徐々に、彼と新しい彼女のすれ違いが始まりました。
この様子をFさんは彼の味方をしながら、ずっと聞き続けました。
決して、彼に反論をしないこと。
彼の意見に「分かるよ」と理解を示すこと。
この2つを徹底して行ってもらいました。
すると、徐々に彼が、Fさんのほうが良かったのかも…と言い出しました。
そこで、Fさんは彼を誘って食事に行きました。順序は逆ですが、そこで関係を持ちました。彼は体の相性もFさんのほうが良いと言っていました。
ただ、彼の中で、Fさんとも結婚の約束をしながら別れ、今度の彼女も同じ状態で別れるのは、罪悪感が強く、なかなか復縁には踏み切れませんでした。
Fさんは焦っていましたが、結論を出すのは彼、と何度も伝え、ゆっくり彼との愛情を育むように努力をしてもらいました。
その結果、別れて1年後。
彼から「結婚を前提にもう一度付き合いたい」と言われました。
Fさんは、別れた時に
自分に譲れない主張があるように、彼にも彼の考えがある。
そんなことも気付かず、自分の主張ばかりしていた。
彼の気持ちをもっと尊重してあげれば良かった。
という反省をしていました。
そんなFさんの思いが通じたのでしょう。
彼も夫婦の形にはこだわらない。大切な女性と一緒になりたい。と言ってくれたそうです。
相手が結婚するかもしれない…と焦っていらっしゃる方もいるでしょう。
しかし、だからといってチャンスが消えるわけではないと思います。
そんなことを勉強させて頂いた、Fさんのケースでした。
あなたも、相手の状況に落ち込む前に、可能性を探ってみてください。
きっと、まだまだチャンスはたくさんあると思います。
頑張りましょうね!
▼逆に、結婚間際に別れてしまったら、もう修復不可能でしょうか?
▼彼女は今年中に結婚したいと言っています。どうしたら良いですか?
と思われる方は当サイトを参考にして下さい。