※実際の復縁までのやり取りをもとに、物語風に編集してみました。個人情報保護の観点から、内容やお名前などについては一部変更しています。
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その後ケンタとは2週間おきくらいの連絡が続いていた。
ただ、彼から「また連絡するね」と来るのに、連絡が来た試しがなかった。
そのことが気がかりで、ネガティブに考えていたけれど、よく考えたら、来ないなら自分から連絡をしていけばいいと前向きに吹っ切れることができた。
なんとなく私の中では大きな変化のように思えた。
以前は、連絡がないことをネチネチとずっと気にしていたけれど、それなら自分が動けばいいと思ったことがすごく不思議だった。
でも、これはきっといい傾向だと信じて、用件を見つけては彼に連絡をしてみた。
浅海さんからは、彼も気持ちが固まらないから何となく連絡には応じるけど、そこから先には進ませない感じなのでは?と言われていたので、私も焦らずやっていこうと思えたのかもしれない。
それが良かったのか、本当にのんびりとしたやり取りが続き、彼からも私に対して「元気にしてる?」とか「頑張ってるね」など気を使う返信が来るようになった。
そんなのんびりしたやり取りが続くと、ふとまた新しい疑問がムクムクと沸き起こってきた。
マニュアルには復縁の流れという項目があり、それを進めていくことで復縁に至る。
でも、これって一度に進めていくのかな?それとも小出しにするのかな?と進め方に少し迷いが生じてきた。
そこで浅海さんに相談したところ、私の状況だと小出しにしていくと良いとのことだった。
納得して最初の項目から進めてみた。
彼の反応は上々で、感触も悪くなかった。
このことから彼の中で私との思い出は決して悪いものにはなっていないということが分かった。
楽しかったとか面白かったという前向きな話が聞けたので、きっと嫌なものではなかったはず。
それから少しして、次の段階に進めてみた。
またしても彼の反応は悪くなく、将来的な話を聞くこともできた。
彼にはたくさん夢があって、その中には子供がほしいとか奥さんにはこんなことをしてあげたいという結婚に関するものもたくさんあった。
つまり彼は結婚をしたいと思っていて、そのためにこうすべきという理論も持っているようだった。
でもこれは、私と付き合っていたときもそうだったなと思った。私もそんな彼の言葉を真に受けていた。彼がこんな話をするのは自分に言い聞かせていたり、自分を鼓舞するためだと知っている。
だから私はあえて、今度は頑張れとは言わなかった。
なぜならそれは、彼にとってプレッシャーだと分かっていたから。
浅海さんにもそれが正解と言ってもらえた。できれば、その彼の夢の中に私を登場させようと教えてもらった。
自分はこう思うからもし一緒になったらこうなるね、という話をしてみてはというご提案だった。
これが功を奏し、彼からは「それは楽しそうだね」とか冗談のように私がこんな奥さんになりそうだという話が飛び出した。
そして、私と一緒にいると優しい人でいられると言ってもらえました。
でもサラっと言った彼の一言
「彼女といるときつい言い方になってしまう。なんでかな」
私は、え?と目の前が真っ白になった。
だって今は月に1~2回会ってるし、連絡だって週に1回は取っているから、てっきり彼はフリーなんだと思っていた。どういうこと?彼女がいたの??
怖くて聞けなかった。
(つづく)
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