復縁も大詰めになってくると、相手を追い込まず上手く復縁したいという方向へ促すことが必要になってきます。
最近ご相談を受けていて、良い感じに漕ぎ付けたけれど、ここから失敗をしたくないというものもありました。
なので、今回はそんな「締め」の段階でのポイントをお伝えしたいと思います。
今回ご紹介するSさんは、彼女との復縁を考えていました。
35歳男性 Sさんのケース
彼女には新しい彼がいて、復縁方法を実践し始めた当初は、まず友達として彼女の支えになることを第一目標においていました。
そのうち、徐々に彼女も打ち解け始め、連絡も頻繁になってきました。
時には彼女の方から連絡が来ることもありました。
優しいSさんに徐々に別れた時のわだかまりや、しつこくされた事への警戒心なども解れ始めました。
同時に、彼氏との距離が開いてきました。
Sさんと比べると、彼は優しさが足りず、彼女は物足りなく感じ始めたのです。
そのことをSさんに相談をすることもありました。
Sさんは、徐々に自分と彼女の仲が良い方向へ向かっていると感じるようになりました。
しかし、彼女は彼氏のグチをこぼしても、別れるというところまでなかなか漕ぎ付けてくれないのです。
Sさんは、自分の魅力が足りないのか、自分のどこが至らないのか、これからどうすれば彼女は彼氏と別れて自分の所へ飛び込んでくれるのか、など思い悩んでいました。
Sさん曰く
「彼女は自分のことを兄のように思っているのではないか。もしくは都合の良い男友達程度か。どうすれば男性として見てもらえるのか分からない」
とこぼしていらっしゃいました。
そこで、私はまず、マニュアルに沿って復縁の流れを実行してみるようお伝えしました。
というのも、彼女に好意を表明することで、意識をして欲しかったのです。
彼女も薄々は気付いていたかもしれません。
しかし、Sさんの気持ちに気付きながら、あえて避けることをしないということは彼女も満更ではないということです。
つまり、心のどこかではSさんの気持ちに応える可能性もある、ということを彼女は感じていたのだと思います。
しかし、彼氏とも別れ難い・・・という点で様子見を続けていたのでしょう。
なので、そこでSさんが好意を表すことによって、彼女の想像が確信に変わると思いました。
その後、彼女から連絡が希薄になるようであれば、しばらく身を引いた方が良いと思っていましたが、予想通り彼女からの連絡は前よりも頻繁になりました。
この段階で、あなたならどう思いますか?
「告白をして押せば良いんじゃないか」と思いましたか?
実はSさん、彼女のあまりの連絡の頻度にすっかり自信を回復し、彼女に復縁を迫ってしまいました。
しかし彼女の答えは「考えさせて」とのこと。
YESがもらえなかったのです。
なぜでしょうか?
それはSさんが
「やり直そうよ。今の彼と別れて、きっと今度は上手く行くよ」
と彼女に伝えたからです。
お分かりでしょうか?
肝心なことは、ここで彼女の気持ちを確認せず押してしまった、ということ。
彼女も少なからず復縁の可能性も感じていたのですが、このように押されると、つい慎重になってしまいます。
さらに、考えさせてという彼女に対して、「いつまで?」「断るならハッキリ言ってくれよ」など、追い討ちをかけるような事を言ってしまいました。
せっかく、ここまで焦らずに、ということを第一に心がけて、彼女の縁の下の力持ちとして頑張ってきたというのに、これでは水の泡です。
案の定、1週間後に彼女から「やっぱり、もう少し今の関係が良い」と言われてしまいました。
では、どうすれば良いのか?
答えは・・・
『あくまでも彼女の意思に委ねる、という潔さを見せること』が大切なのです。
先ほどのSさんは再度、時間をかけながら告白前の雰囲気まで戻りました。
その際に、今度はこのことに気をつけてもらいました。
自分の好意は伝えるけれど、あくまでも選択をするのは彼女。
自分はその選択に従う、
彼女が自分を選ばなければ去る、という姿勢を見せること。
そのことによって、相手は「失う or 付き合う」という選択肢しか選べなくなります。
前回の彼女の返事のように、付き合わないけれど仲良く、なんて曖昧な答えが出せなくなるのです。
ここで初めて真剣にあなたのことを考えます。
「本当に失ってしまっても良いのか」
「今の彼氏と元彼と、どちらといると自分は満たされるのか」
すると、失うと辛いという気持ちがつい先立ちます。
そこで断ることが出来なくなるのです。
優柔不断だった気持ちに、結論を出すことが出来るのです。
この堂々とした態度を見せることによって、彼女はSさんを選びました。
この告白間際、告白後の微妙な関係は、下手をするとズルズルと曖昧な関係のまま続きがちです。
また、相手に自分の気持ちを押し付けてしまうと、相手もその勢いに押されて何となく復縁にOKするかもしれませんが、付き合いが再開しても
どこか満たされない思いに駆られる可能性もあります。
というのも、自分の意思で決めた事では無いからです。
相手に促されて何となく、という意思決定になると、つい気持ちも不安定になってしまいます。
なので、揺れている元恋人を射止めようと思うのであれば・・・。
押せ押せでいくことよりも、案外、引いてみて「どうぞご自由に選んで下さい」
という態度の方が良い場合もあります。
Sさんは見事、彼女から「考えたけど、やり直して欲しい」という言葉をもらいました。
一度は焦りから失敗をしたSさんですが、きちんと軌道修正が出来たのです。
ただ、これを実行するには、本当に自分に自信がなくては出来ません。
あなたも想像してみて欲しいのですが、今は連絡もままならない相手と良い雰囲気になり、元恋人から連絡が来たり、会ったりしたら?
Sさんのように、結論を焦ってしまいませんか?
あえて突き放すことは出来ますか?
すがることはあっても、突き放すなんてとんでもない!と思うでしょう。
なので、それまでの接し方や関係の築き方、自己改革など、あなたが相手にとって、より魅力的になる必要があります。
それがあるからこそ、相手も気持ちが揺れると思うのです。
そこで、初めて自信を持って「選んで」と言えるのです。
ただ、その場合はゴールも近いです。
ぜひ参考にしてみて下さい。
▼そこまで状況を変えるにはどうすれば良いですか?
▼どうすれば魅力的になれますか?
と思われる方は当サイトを参考にして下さい。