別れた後に、都合の良い関係になってしまった、というご相談は意外と多いです。
また、このケースの復縁事例も多いです。
というのも、この時点で友達以上恋人未満という関係が出来ているからだと思われます。
別れても特に嫌いになったわけではない、避けようとしているわけではない、という状況なのでコンタクトも取りやすいと思います。
ただ、最もこのケースで気になるのが「このまま進展がないのか?」「いつか捨てられるんだろうな」という不安感だと思います。
確かに、相手は付き合いたくはないけれど・・・という状況なので、より良い相手が見つかれば、用済みにされても仕方のない状態ですよね。
今回の復縁事例のYさんも、そんな状況でした。
26歳女性 Yさんのケース
Yさんは2年間お付き合いをした彼に別れを告げられました。
理由は、他に好きな人が出来たからというものでした。
しばらくはYさんも彼を吹っ切ろうと、連絡も取らず、他の男性と遊びに行ってみたり、新しい恋愛をしようと努力をしていました。
しかし、3ヶ月ほど経った頃、彼から突然連絡があり、遊びに行こうと誘われました。
電話を取ったYさんは喜びのあまり手が震え、誘われた時は心から嬉しかったのです。
自分のそんな気持ちを知り、Yさんは『やっぱり彼が良い』と思ったそうです。
3ヶ月ぶりに彼に会い、お互いの近況を報告しました。
彼には彼女がいました。ただ、別れを考えているようでした。
帰り際に彼が「ウチ来る?」と聞きました。
Yさんは『これはチャンスかもしれない』と思い、二つ返事でOKしました。
この時に彼はYさんを求めてきたので、Yさんもてっきり『愛情が復活したんだわ』と思い、彼に応えました。
しかし、コトが終わると彼は申し訳無さそうに、「ゴメンね」と言いました。
Yさんは自分の勘違いであることを悟りましたが、もしかしたらという望みもあったので「やり直せないかな?」という気持ちをぶつけてみました。
ところが、彼の答えはNOでした。
「しばらく彼女とかいらないから。良ければこれからも遊んだりしようよ」という返事だったのです。
Yさんは、そんな関係はイヤだと思ったのですが、彼を好きな気持ちも大きいことが分かっていたので、ここで断れば二度と会えないかもしれないと思いました。
なので、彼の申し出にOKをしました。
こうして、彼とYさんは週末お互いに空いている日には会い、一緒に出かけたり体の関係を持っていました。
何度か彼に復縁を申し出ましたが、やはり答えはNOでした。
困り果てたYさんは、私の元へご相談をされました。
そこで、まず彼の性格を分析しました。
プライドが高く、少し束縛をすることもあったとか。
別れの原因は、他に好きな女性が出来たからということでしたが、他の女性に目が行く理由をYさんにも考えてもらいました。
Yさんは交友関係も広く、イベント事など大好きでした。
なので、彼と付き合っていた際にも休日は友達と遊びに行くこともありました。
これらから、彼は基本的に寂しがりやなのではないかと思いました。
なので自分が大切にされていないような気持ちになり、他の女性に手を出したのではないか、と考えました。
このタイプは一人になることを嫌うので、今の彼女との別れを考えたため次の女性を探していると思われます。
彼はYさんのことを『繋ぎ』のような感覚でいると思います。
これでは、新しく好みの女性が現れた時点で関係が途切れるか、もしくはヒマな時の相手としてキープされてしまうのが見えています。
では、ここからどうやって打開をしていくべきか?
まず、プライドが高いため体の関係を拒むことは、絶対にダメだと思います。
相手に拒否されることは彼にとって、普通以上に傷付くことだと思うからです。
しかし、このままズルズルと都合の良い状況でいることも、良くありません。
なので、なるべくそういう雰囲気にならないシチュエーションを心がけてもらいました。
二人で会う時にはお互いの部屋やホテルには行かないこと。
なるべく現地で会って、彼の車には乗らないこと。
ただ、どうしても二人きりになることもあります。
エッチをせざるを得ない場合は、諦めて情熱的に振舞うこと。
彼が興奮するように努めること。
間違えても、恥ずかしがったり、適当な関係に辟易している素振りを見せるのではなく、楽しんで受け入れている素振りを見せること。
これらを気をつけることによって、彼はYさんとの体の関係を普段は焦らされます。
すると衝動的に無理矢理そのようなシチュエーションを彼が作ります。
それに応える際には、情熱的に振舞うことによって、彼はかなりの満足度を得られます。
すると、Yさんを手放せなくなってきます。
気持ち良く、楽しめる上、気楽に会える。
この関係は、彼にとって魅力的です。
次に、普通に彼とデートをする際には彼を褒めちぎること。
彼の意見に同調し、いつも彼の味方でいてあげます。
それから、明るく彼へ好意を伝えます。
ここで注意すべきことは、絶対に重くならないことです。
暗い雰囲気や深刻な表情でで好意を伝えても、彼は面倒に思うだけです。
明るく「やっぱ○○はカッコいいね!」とか「やっぱ好きだなぁ」とか。
彼を褒める際に何度か言っておきます。
というのも、彼は寂しがり屋で女性に不安を持っていると思うのです。
なので自分を満足させてくれないと分かると、次を探そうとするのではないかと思います。
さらに、一人の女性で補えない部分を他の女性に求める傾向もあるでしょう。
例えば、Aという女性は美人で一緒にいて気分が良い。でも、性格が悪い。
Bという女性は性格は良いが、エッチが物足りない。
Cという女性はエッチでの満足度は高いが、自分の話ばかりで面白くない。
などなど。
であれば、それら彼を満足させるものを備えている女性で、さらに彼への愛情が深い女性がいれば、それが彼の理想なのです。
ちなみに、別れた後ではありますが、Yさんにも好意があるからこそ関係が続いているということは言うまでもありません。
つまり、Yさんに足りない何かがあるため、恋人に昇格できずにいるのではないかと思います。
この部分を解消していくことで、彼は徐々にYさんへ気持ちが傾いていきます。
しかも、普段から彼への好意を表明しているので、愛されていることは彼も知っています。安心して好きになって良い存在なのです。
なので、時間をかけてこれらを彼に実行していくことで、案の定、彼は徐々にYさんと会う頻度が高くなってきました。
あとはマニュアルに沿って進めていくだけです。
見事、Yさんは彼を取り戻すことに成功しました。
忘れないで下さい。
都合の良い関係は、辛い、しんどい、ばかりではなく、復縁にはとても近いということを。
あなたの足りない部分を補えば、相手への気持ちはあなたへ向くと思います。
▼自分の足りない部分って何?
▼今回は彼への対処法ですが、彼女への対処法もありますか?
と思われる方は当サイトを参考にして下さい。